kimitojacuzzi Anniversary

水戸を中心に活動するキミトジャグジーの記念ブログ

音響さんのお仕事

シーンをつめていく作業がはじまると、本格的に音響の美都子さんも動き出します。
これまでは歌の録音・編集、SEの素材集め、演出に沿う音楽を集めるといった作業をしてくれていましたが、ここからは実際に稽古中音楽をかけて雰囲気を確認したり芝居のタイムに合わせて曲を編集したり。

この時、演出とのすり合わせはまだしません。
この段階ですり合わせを始めちゃうと、ものすごい時間がかかっちゃうので…。
なので、すり合わせはもっともっと先。音響さんが「これでいきたいんですけど」っていうところまできてから。

芝居のタイムを知っておくっていうのがけっこう大事らしく、過去に本番中、役者の演技が稽古より長くなって音楽が足りなくなったことがあったのです。
役者め!稽古と同じことしろよ!という意見もありますが、小屋入りするとほんのちょっと間合いが変わったりするのでタイムが前後するのは仕方ないのかな、と。
なので、1~2分だけかければいい音楽でも、つなぎ合わせて5分くらいに編集したりします。なにが起きてもいいように、万全に準備しておいてくれる。

初期稽古の装備はこんな感じ。パソコンとつないでプレイヤーから音楽がでます。市民センターだとこれで部屋全体聞こえるようになるので充分。
これが本番近くの一日稽古になると…。

市民センターに機材を持ち込んで、操作の練習もします。
今回はSEがすごく多い。
音響さんの手が足りない時は照明さんがSEの操作をしてくれたりします。
オペ室での作業の振り分けは基本的に美都子さんに一任してしまっているのでその大変さは計り知れませんが、これも18年やってきた信頼があるから。
絶対に場を整えてくれる仲間がいることに感謝。

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