本日より「Spooky night LALALA Love」の振り返りを始めたいと思います。
演出や役者目線で振り返っていきたいと思いますので、長丁場になるかと思いますが、暇なときにのぞいてください。
まずはオープニングから。
テーマパークを思わせる影アナのあと、当然始まるダンス。影アナは舞台監督のホラグチさんでした。大抜擢。
このダンス、振付がかわいらしかったんですけど、いざ踊ってみると運動量がすごくて、すでに汗びっしょり。
稽古場「風」さんのエアコンは「客入れが終わったら織笠が切る」と決まっていたけど、8割の確率でエアコンを切ることを忘れていた。舞台上に出た瞬間(あ、切り忘れた)と気づく。
エアコン切り忘れると、全員灼熱の中ダンスを踊ることになるので「おはよう、ジャスパーシティー!」というセリフではありましたが、心の中は「こめんね、ジャスパーシティー!」でした。
最後のほうはエアコン担当はちーちゃんになっていた。ごめんね、ジャスパーシティー。
笑顔と正義の町、ジャスパーシティーに住むシスター・ラブはみんなの人気者。
緊張したぐっさんの、ぐいぐい引っ張る力が強すぎて、笑ってしまった日があった。
子どもたちのケンカを「神様が見ている」と止めるラブ。ジャスパーシティーは教会の力が強く、町の人たちもみんな神様を信じているみたい。
若者がラブを深夜のデートに誘うも、「ノースパークには恐ろしいゾンビが出るからやめたほうがいい」と止める子どもたち。
裏で早着替えをしているメンバーがいたので、ぐっさんにはたっぷりやってもらいました。美都子さんとのえの協力もあって、見たことないくらいたっぷりやっていた。
そこへ、「エンジェル」と呼ばれる教会の幹部メンバーがやってくる。
早着替えが成功したかがここで分かるから、全員緊張していたな。エンジェルは3人いるんだけど、誰かひとり出てこなかったらどうしようって。
ラブをデートに誘った若者を、「汚らわしい」と一喝するエンジェル。シスターによこしまな思いを持った者は犯罪者になるかもしれないので、更生施設送りにされてしまう。
犯罪者予備軍を厳しく取り締まることにより、ジャスパーシティーは犯罪率0%の理想都市を構築しているのだった。
さっきまで仲間だった子どもたちも、「前からラブを変な目で見ていた」「わざと風下に立って、ラブの匂いを嗅いでいた」と告発する。
この子どもたち、特に演出をつけたわけではなかったけれど、ぐっさんが引っ張ってくれたのか色々と面白いことをしていましたね。セリフすべてに動きを追加していくスタイル。
序盤でエンジェルによる「名無しの魔女と呼ばれる最後の囚人の処分が終わり、刑務所は取り壊してしまった」というセリフがありますが、これはラブに対するけん制でもあったのかな。
ラブの正体を知ってからもう一度最初のシーンを見ると、エンジェルとラブの張り詰めた空気を感じることができます。
エンジェルはラブに、とあるお願い事をする。
それは、ノースパークの先にある立ち入り禁止の地下施設、「永遠の監獄」にいるゾンビたちを更生させてほしいということ。
凶悪犯だった彼らは、ゾンビウイルスに侵された後も未だ地下で生き続け、心も体も腐り続けている。
彼らを改心させることができれば、ジャスパーシティーはよりよい町になるとのこと。
最後の鍵を託されるラブ。
「更生させるためなら、どんな手を使っても?」と意味深なことを言う。
ラブなら、あのゾンビたちをいい子にすることができるかもしれないという願いをこめ、エンジェルはラブを送り出す。
この決めポーズも、気が付くと完成していました。中堅どころの役者さんたち、本当に助かる。
劇場に入ってからはホープフルの安島くんがいてくれたので、このポーズをきれいに直してくれたりしました。先日のHDSSの時はアートディレクターって肩書だったのかな?だとしたら、この時から彼のアートディレクターの本領は発揮されていたね。
鍵を手に入れたラブは永遠の監獄へ。また見てね。
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