乱道から賜りの刀をもらった琵羽さん。
態度が一変し、琴吹を張り倒しその羽織を奪う。
ここは友ちゃんしか場を回せない。よく言えば独壇場、悪く言えば、何があっても誰も助けられない。
このへんで芸歴というか、長く演劇に携わって色んなお芝居を見てきた人の底力みたいなのが見えた気がするんですよ、個人的に。
その場を圧倒させる力というか。あの演技をやれと言われてもやれるかどうか。
多分みんなもそう思うことがあったから、友ちゃんがいない時の琵羽の代役をやりたがったんじゃないかなぁ。果たして自分はできるのかって。
毒を吐いている琵羽ちゃんの美しさたるや。
流れで、琵羽ちゃんが琴吹の秘密をみんなに暴露しようとする。
ずっと一緒にいたからこそ、彼女だけが知っていることだったのかもしれない。
琴吹の一発。
後ろで見ていたくくりと天獄さんは(顔面、グーなんだ…!)って思っています。
顔面に一発もらっても、怯むことのない琵羽ちゃん。琴吹を女郎屋へ売っぱらえと天獄に命令する。
そして、くくりには「乱道を返して」と言う。ここでくくりが空気の読めない発言をしてしまうのですが、場が凍るってこういうことかと思いました。みんなの口から「ヒュッ…」みたいな音がした。
琵羽ちゃんの怒りを買い、くくりも女郎屋に売られることに。なにも分かっていないくくりと、乱道に対し正論パンチを繰りだす天獄さん。
実際、乱闘シーンでくくりが怪我をしないようずっとかばっていたのは乱道ではなく天獄さんだったので、これは天獄さんが正しいね。誉人は細かい部分で関係性に深みを持たせるのがとても上手。正直にいうとキミジャグ勢は不得意な分野なので助かります。ニュアンスとか、情緒とか、そういうの。
くくりと琴吹を連れて去る天獄さん。追おうとする乱道を、琵羽ちゃんが止める。
見てください。ちゃんと片足だけに縋りついています。両足にしがみつくと危ないからね。演劇初心者の人はやりがちなので気を付けよう。
泣き崩れる琵羽を部屋にいれる乱道。お前、マジでそういうところだぞ…。
以下、本番の様子。
大乱闘が終わりましたが、まだまだ嵐の予感…。明日はついに、伝説の女郎屋に到着。また見てね。