kimitojacuzzi Anniversary

水戸を中心に活動するキミトジャグジーの記念ブログ

おもいで-8-

本日は、天獄さん実家へ帰るの巻です。
ハラヤドリを実質取り仕切っているのは、天獄さんのパパである天源さん。天獄さんはその名代でしかありません。

久々の実家。全員キャラが濃い。片眼鏡の天獄さんが、キャラが薄くみえるほど。

舞台では名前は呼ばれませんでしたが、数多(あまた)と那由多(なゆた)というお妾さんが、年老いたお父さんのお世話をしている様子。この格好は、お父さんの趣味です、きっと。

お父さんには文字通り頭があがらない様子。

「箱をもっている娘が流れついた」の言葉に、舞台奥から走り出て来るお父さん。
この時ののぶりんの勢いがすごくて、毎回ちーちゃんとビクッとしていました。100の力を瞬時に出せるのぶりん。声のでかさに共演者すらビビらせる。

しかし、体が弱っているお父さん。すぐに咳き込む。たまにマジで咳き込んじゃったのかもと、心配になる時があった。
あまたとなゆたが甲斐甲斐しくお世話をする。実際はのぶりんの背中のツボを押したりしています。

天獄と天源は実の家族なのに、そこには確実な壁がある。

くくりを連れて来いと命令するお父さん。乱道が納得すると思えないとの言葉に、ついに「賜りの刀」を渡す。
この刀は帝から貰ったもので、これさえあれば誰も逆らわないとのこと。

普段は辛く当たるくせに、頼み事をするときだけ優しくなるお父さん。「今度こそ俺は、カミツキになる」という謎の言葉を残し、退場。

カミツキとは何を意味するのかを知りたい天獄さん。妾の2人聞いてみる。
天獄さんと妾の2人は顔見知りのようで、案外仲良さそう。

「神は空洞に宿る」と謎かけをする妾たち。
木のうろとか、繭とかね。かぐや姫・桃太郎にも関係ありそうな神秘的なお話。気になる人は空洞・神様で検索すると、面白い話がたくさん出てきます。

あまなゆは、お互い普段相手がどういうお芝居をするのか知っているから「2人の中間地点」みたいなのを探ってできたシーンでした。
このシーンが終わると、小声で「今日も最高だった」「最高のあまなゆだった」と確認しあい、お互い着替えに戻る。ルーティーンみたいになってて楽しかったね。

結局カミツキは分からないまま。でも天獄さんには思い当たる節がありました。くくりの乗っていた舟は、中からは開かない仕様になっていた。
「がらんどうには、神が宿る…」と呟き、暗転。
呟きでシーンが終わるのって結構難しい。お客さんへの問いかけもあるし、ひっかかりを持たせないといけない。誉人だから心配はしてないけど、音響・照明の力も使って、たっぷり間を持たせての暗転でした。

以下、本番の様子。

そういえば、本番の様子の写真は撮影位置から駒ちゃんが撮ってるのかなと思ってたけど、先日確認したらやっぱり駒ちゃん撮影でした。
「なんで写真が多い時と少ない時があるの?」って聞いたら、自分の目で見たいシーンは撮影せず観劇に徹していたことが判明。「すみません…」って言ってたけど、(めちゃくちゃかわいいエピソードだな…)と思いました。

しかもそれを補うように、のえが「映像からスクショして、本番の様子の写真として保管する」という荒業を習得。
最近のキミジャグはちゃんと協力し合いながら作業をしていて、(主に駒ちゃんとのえ)先輩たちも仲良くしなきゃな、と思いました。

明日はハラヤドリ名物、漁に出れない者たちの井戸端会議の様子をご紹介します。また見てね。