kimitojacuzzi Anniversary

水戸を中心に活動するキミトジャグジーの記念ブログ

コミュニケーションのはなし

休憩時間。
座っていると、のえが写真を撮ってくれる。

のえカメラに気付き、画角に入ろうとぐいぐい来る他の2人。
これが今回のキャスト。
去年の夏は舞台上に12人いたのに、今年は4人。
この4人でどれだけ舞台上の空間を埋められるかなぁと考えています。

4人だけだといい感じにバラけたり集まったりしないと、空間がスカスカに見えるんですね、経験上。
偶数だから誰かがセンターになると、微妙にバランス悪くなるし。
だから今は、空間の広さに慣れる練習をしています。
稽古場「風」公演の時とは声の出し方も歩き方も変わるので、稽古場も大き目のホールをお借りしています。

今回は稽古のやり方を変えて、普段は全然やらないんだけど「この役はどんな人なのか」をみんなで話すようにしています。
よくいえば役への解釈を深める。悪く言えば雑談。
「稽古しに来てるんだから、雑談とか不要」って思ってたツンツン期もありました。でも、今だから分かる。雑談大事。雑談のテンションじゃないと、言えないことってあるから。

長年同じメンバーで芝居やってると、案外コミュニケーションをとろうって時間を作らないんですよね。すでに目と目で会話してしまうから。
私と山口さんは口に出さなくても見つめ合えば(今日、腹ペコなんだけど…?)(こっちも腹ペコなんだけど…?)って会話くらいはできます。
だけど今回に限っては、もう一段階深いコミュニケーションが必要かなと思い、みんなで役について話し合う時間を作ってます。

今一番不思議に思っているのは、今回のお芝居はみんな「自分の役の話」しかしないこと。
他の演目は、みんなの役をみんなで話していたと思うけど、「ケンと夢の箱」にいたっては、本当に全員、自分の役の話をする。これ、どういうことなんだろう?役への愛着?執着?思い入れ?また研究する事柄が増えてしまった。

本番までに答えが出るかは分かりませんが、今回はいつも以上にふかーいところまで行けたらなと思っています。

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