kimitojacuzzi Anniversary

水戸を中心に活動するキミトジャグジーの記念ブログ

ご来場ありがとうございました。

昨日、キミトジャグジー18周年記念公演第4弾「劇団であった怖い話」、無事に幕をおろすことができました。
ご来場いただきましたたくさんの皆さま、ぬいぐるみのみんな、誠にありがとうございました。

通しを見た河原さんからも「評価が分かれる作品になると思う」という言葉をいただいていましたが、座付き作家がこれからもキミトジャグジーの作品を書き続けるために、このタイミングで「本当に書きたかったもの」を書いてもらいました。
演劇に限らず、漫画・小説・絵画・映像など、誰かに何かを伝える行為・誰かの心に何かを残そうという行為自体、暴力なんじゃないか、とずっと言っていた男でしたが、今回自分の声と言葉でお客様に思っていることを届けることができて、作品作りをしている間、なんだかずーっとソワソワしていたのが印象的です。

表舞台には立ちたくないと言っていた彼を舞台に乗せることができたのは、メンバーが少しも怠けず、コロナ禍にも負けず、創作活動を続けてきたことも背景にあったっぽいです。

ずーっと謎だと言われていた座付き作家と舞台上で共演・対決が出来て、私も嬉しかったです。稽古場では「三池物まね」が流行りました(笑)

作品に対しての言い訳はしないと決めているので、こちらがふるった表現の自由という暴力に対して、批評や「いち個人の意見」という暴力で返してもらう。
まったくもって穏やかではありませんが、どんなにきれいごとを並べても、言葉を選んで話しても、結局のところ、そういう話になっちゃうんじゃないかなと思います。
役者さんもいつもと違ったテイストの脚本にちゃんと苦しんで、自分の演技の答えを出した作品だったんじゃないかな。本番直前に「ここの演技を変えたい」っていう会話していたので。個人的にも、まだまだいっぱい学ぶことがあるなと思った作品でした。

執筆協力をしていただいた渡辺キョウスケくん、安島崇くん、ありがとうございました。確実に雨を運んでくるキョウスケこそ、本当に怖い話を纏っている男なんじゃないか。さすがは南雲を生み出した脚本家。
どっちの作品も楽しんで稽古ができました。三池と他作家さんの交流もできて微笑ましかった。内向的な我が子にようやく友達ができた感覚。

今回、役的に「焦点があってない演技」の練習をずっとしていたんですが、この舞台写真、めちゃくちゃ怖くない??練習の成果出てる出てる。

でも、なんと日曜から次の公演の稽古が始まるんだって。なんかどんどん休みの感覚が短くなってない??

明日からは記録も兼ねて、恒例のキャストが着用した衣裳をご紹介したいと思います。また遊びに来てね。