kimitojacuzzi Anniversary

水戸を中心に活動するキミトジャグジーの記念ブログ

衣裳の決め方のはなし

衣裳って皆さん、どう決めているんでしょう。
他団体の衣裳さんとあまりお話ししたことないので分からないんですけど、だいたいは演出さんに方向性を聞いて、衣裳さんが作成しているのかな。

キミジャグだと
①衣裳のテーマを決める
深海のパレードだったら民族&ファンタジー。リトルウェッジだったら骨。劇怖だったら個々の印象にそった服、みたいにざっくり。

②シーンの色を決める。
深海のパレードだったら地上は青・海の中はカラフル。リトルウェッジだったらモノクロ→カラフル。劇怖だと黒+赤みたいにざっくり。

③手持ち衣裳を確認しながら作り方を決めていく。
衣裳会議はここですね。こちらのブログを参照。

kimitojacuzzi.hatenablog.com

④作成開始。
という流れ。作り始めてからも、何度も「この方向性でいいか」と確認しつつ進めます。出来上がってから「イメージじゃない」ってならないように。

普段着の衣裳ならみんなの手持ち服や購入で済むけど、早着換えの加工があったりファンタジーな衣裳だと生地選びの段階から悩みます。

あとはもう、好み。

これは、友ちゃんとちーちゃんの襦袢。とあるシーンで使用するんですが、男物。
女性ものの襦袢だと色味が可愛すぎてシーンにそぐわないということで、あえての男物。
前々から思ってたんだよね、男性用の襦袢のほうが、逆にセクシーじゃない…?それを着るに至る背景とかを考えてしまう。

そんな演出の性癖を知らずにはしゃぐ2人。かわいいねー。

衣裳は、脚本担当の三池さんの意見も取り入れてはいます。すぐ膨張色の白を着せたがるから「同意できねえええ」って毎回言っちゃうけど。

劇怖を経てからなぜかめちゃくちゃ優しくなった三池さんですが、「今夜は遅くまで制作の作業をします」と伝えたところ、「晩御飯はなんですか」と聞いてきたので送った写真。

これに対して「ベーコン多くね?」「これ味一緒じゃない?」「野菜は?」「みかんジュースは野菜じゃないよ」「ベーコン」「ベーコンどんだけ好きなの」「ずっと笑いが止まらない」「マカロニはサラダじゃないよ」と矢継ぎ早にメッセージを送ってきたので「お前の!!!特別企画の台本が遅いから!!深夜作業になってんだろが!!スタッフ台本書かなきゃいけないから待ってんだよ!!!!」と送り返したところ、まだ返信がありません。

衣裳は衣裳さんや演出の好みがたっぷり詰まっているというお話しでした。いつかハーネスをいっぱい使ったお芝居やりたいな。あとは、コンテンポラリーメインの演目の時に、めちゃくちゃヒラッとする衣裳を作りたい。

「虚舟」の衣裳テーマは退廃的。詳細はこちら。

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