kimitojacuzzi Anniversary

水戸を中心に活動するキミトジャグジーの記念ブログ

仮録音と本録音-故人を偲びつつ-

先日お歌の本録音をしました。

キャストの録音自体はすでに始まっていて、だいたいのメンバーは録音を終わらせているのだけれど、「歌自体がそのシーンの主軸」になる曲があるので、意を決して望む。

みんなが旋律を覚えるために音響さんから「この曲を覚えてね」って配られるCDの仮録音はすでに終わらせているんですが、これは実際に本番で使用する音源。
キミジャグのオリジナル曲なので、デモがない。
音響の美都子さんと、スーパーバイザーのホラグチさん協力のもと、夜中までかけて録音しました。

2人ともキミジャグ初期メンなので、「リトルウェッジの魔女」という作品には並々ならぬ思い出があるため「そんなん魔女の歌じゃない」「もっと息いれて歌って」「高音におびえすぎ」「あー、もう、ワンフレーズずつ録ろう」など、結構厳しめ。

風ノ街のなごみちゃんが歌がうまくて、自然にこぶしを入れてくるのがカッケエ!と思ってこぶしの練習をしていったのですが、中島みゆきさんっぽいとNG。なごみになれなかった。

最後の方は全員ハイになってクリエイティブな発想がとまらず、絶対使わない音源も録音する始末。

音響の美都子さんを独り占めにできる時間はとても贅沢でした。
全員であわせる曲は1曲につき2回歌って録音は終わり、という感じだけれど、1曲をバラして、ひとつひとつのフレーズの歌い方を模索しながら録音するのが久し振りだったので楽しかったです。

佐野貴幸くん(ボカロP/samfree)が「リトルウェッジの魔女」にでてくる魔女のためだけに書き下ろしてくれた曲なので、大事に歌いました。
佐野くんへ。私はだいぶ年をとってしまったけれど、もういっかい君が恋をした魔女をやるので、天国から見ててほしい。
色んな人から愛された作品だったなぁ、またみんなが愛してくれたらいいなぁと思います。


「音楽劇」と銘打つのは久しぶりだね。キミトジャグジーの最新作、詳細はこちら。

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