普段は楽しい稽古場ですが、全員が真面目になる瞬間があります。いや、常に真面目ではあるんですけど、一段階ピリッとする瞬間。
それはSEが入る場所を確認する時。
この日ばかりは全員台本を持って自分の台詞のどこでSEが入るか書き込みます。
キミジャグの芝居がSEが多いのもあって、SEの準備ができてから全部確認していくとめちゃくちゃ時間がかかるので、この段階で役者さんはSEを頭にいれつつ稽古を進めていきます。
忘れると織笠がピリつくのが分かっているので、みんなちゃんとメモをとる。
ピリつくのがいいことではないのは分かってるけど、これって音響さん・照明さんにも影響してくることなので、ちゃんと言わなきゃいけないことだと思っています。
なるべく稽古場では穏やかに過ごそうとは思いますが、「スタッフさんの作業を無下にされた時」だけは、平等に意見をしようと思ってます。年上でも、年下でも。
そのかわり、SEにあわせてバッチリ演技が決まったらめちゃくちゃ褒める。「天才かよォ~!!」と叫ぶ。
でも、ピリッとするのはこの日くらいですかね。
もちろんSEが全部揃ってからも通しで確認はするけれど、体の準備が出来てるか出来てないかで、稽古時間がずいぶん変わるので。
最近、「SE劇団」みたいに言われているところもあるので、ビシッと決めていきたいなと思います。
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