メインキャラクターのご紹介も今日まで。
本日はチョウチンとエチゼンの衣裳を見ていって下さい。
【チョウチン／林信希】
影の主役、チョウチン。
真っ赤なジャケットにシャツ、首にはリボン。そしてチェックのパンツ。
この赤いジャケットを見つけるのが大変だった。形はオーソドックスだから見つかると思ったんだけど、県内の古着屋にはなかったですね。なので、赤いレディースのロングコートをジャケットに手直ししました。
見えないけれどサスペンダーをしていて、ダンス中にちらっと見えるのがかわいかったです。
チョウチンのトレードマーク、光る帽子。これは小道具班、首藤くんの作品。ちゃんと光る。ずっと光らせててもよかったんだけど、シリアスなシーンで光ってるとそこばっかり気になっちゃうから、帽子を光らせていたのは３シーンくらいしかなかったかも。
チョウチンは満場一致で次期海底の王に。のぶりんは本当に絵になりますね。表情がいい。
心優しいチョウチンは序盤ではいじめられていたけれど、だんだんと王の頭角を現してきます。キミジャグの芝居では、なるべくお客様にもアハ体験をしてもらいたいので、「あれ？これ、王様になるのチョウチンなんじゃ？」と思わせるシーンを何個かいれてみましたが、いかがでしたでしょう。お子様が見てくれた回があったんですが、ラストシーンで小声で「チョウチンだ、王様、チョウチンだ！」と喜んでくれて、こちらも嬉しかったです。
ちゃっかり嫁さんもゲットしたチョウチン。海の底も安泰なんじゃないかと思います。
【エチゼン／山口里美】
衣裳記録の写真を見てて気付いたんですが、山口さんは表情筋をどこかに落としてきてしまったんでしょうか。無ですね。
絶対神リュウグウ様の補佐、エチゼン。役目は次期海底の王を選ぶこと。オワンちゃんのママでもあり、前海底の女王オクトマムを闇に葬った犯人。
ワカメを意識したウィッグ、鈍く光るマントに宇宙柄のタイツ。
「よくこんなイラストに似たマントあったね」と言われたんですが、実はこれ、マントを手に入れたのが先。
演劇やってるならぜったい使えるから、と商店街のおばちゃんにいただいたのを見て、山口さんが「絶対着たい！絶対わたし着たい！」と言ったので、このマントの写真を撮ってイラストを描いてくれたエビちゃんに送ったという流れ。
役者たるもの、自分に何が似合うのかを知っている。山口さんはこのマントで、自分の勝ちを確信したんだと思います。
このマントだけでも充分衣裳なんですが、光るラインチェーンを散りばめてクラゲ要素を足しています。
履いているパンツも、よく見るとラメが入ってて綺麗。
全員揃うとこんな感じ。
エチゼンの深い緑がバランスをとってくれていますね。どうしてもタコ２匹が黒いので、同じ深い色でも緑色を背負ってくれてよかった。
このエチゼンの魔力解放のシーン、すごく楽しかった。
「エチゼンが前後に波を起こすから、それに合わせて流される感じで…」と説明して、みんな各々の波を感じ取って動いてくれていた。面白いのが、すました顔をしているミクモもちゃんと流されていたところですね。
難しいエチゼンをやり切ってくれた山口さん。やっぱり天才でした。
さて、メインキャラの紹介も終わりました。でもまだまだ紹介する衣裳が残っております。
明日は人気があったあの３匹娘をご紹介したいと思います。
ポップコーンでも頬張りながら、また遊びに来てください。
