kimitojacuzzi Anniversary

水戸を中心に活動するキミトジャグジーの記念ブログ

衣裳記録⑥-ホホジロ・オワン-

本日もアンダーザシーのメンバーのご紹介です。
物語を大きく動かしてくれた2匹。ホホジロさんとオワンちゃん。

【ホホジロ/疋田誉人】

薄いイエローの上着と、ヒラヒラの飾りがついたパンツ。
持っているのは一族秘伝の剣。美女と野獣のガストンっぽくしたかった。
薄いイエローは着こなすのが難しい色ですが、よく似合っていました。たかひとくんの日々のパンプアップのせいで、衣裳班は何度かボタンの位置を調整していましたね。
ぱっと見、王子様だけど、中身はヴィラン。また悪い役をお願いしてしまいましたが、ちゃんとやり切ってくれるから安心。
たかひとくんが出てくると、場がピッと締まりますよね。

おしゃれポイントはイエローの光沢があるヒラヒラ。過酷なスケジュールだったのでなるべくアイロンをかけなくていいよう、ヒラヒラはサテン生地を使ったんですが、サテン生地めっちゃ値上がりしてない?でもホホジロには絶対サテンだと衣裳会議で決まっていたので、清水の舞台から飛び降りる覚悟で購入しました。
刀の鞘は小道具班担当。背中に背負えるタイプ。

ヴィランが3匹揃うとこんな感じ。色味がパッとしててよかったです。ホホジロも一族の使命を背負う辛い立場ではあったと思いますが、ホープフルモンスターの安島くんより「ホホジロとオワンがお咎めナシなの、やばくないですか」って言われて確かに!と思いました。こいつら許されんことしとったわ。やっぱものを書く人は頭いい。俯瞰してストーリーを見てくれるから、もうずっと見ててほしい。

ホホジロの魔法は攻撃専用。横にバッと振る手がカッコよかった。お客様の感想でもホホジロは人気が高かったです。喋り方・見た目・境遇など乙女の心をくすぐる何かがあったんでしょうか。
でも、たかひとくんにはずっと悪い役をやってもらっているので、そろそろ愛され系のふわふわキャラとかやってもらいたいと思っている。でも似合うんだよな、悪役。筋肉あるから。

 

【オワン/井上友美】

みんなのお姫様、クラゲのオワンちゃん。最初に友美がこの衣裳を着た時、稽古場が「わーっ!」となりました。
子どもにも人気がでそうな、ヒラヒラのお衣裳。
元々はバレエの衣裳で、「チルノ・イン・ワンダーランド」の時に妖精役が使用したものを、今回友美が新たにリメイクしてくれました。客演さんにも衣裳作業を手伝ってもらい、申し訳ねえ。
裏話をすると、本番近くにオワンちゃんの靴が壊れてしまい、「別の買ってくる!」と出ていった友美。買ってきたのがものすごいヒールのある白い靴。白い靴って、探そうとすると案外売ってないんですよね。このヒールで13回本番まわしたの、尊敬。

オワンちゃんはシルエット命。友美の長い手足がとても映えるバランスのワンピース。この衣裳のおしゃれポイントは、実はおしり部分。
ビーズやリボンでデコレーションされていて、とてもかわいい。
また、このスカートの形が踊るとふわっと広がってとてもかわいかった。

恋多きオワンちゃん。幼馴染であろうロキ・ホホジロ・チョウチンを天秤にかけても、みんなオワンちゃんの事が好きだったあたり、彼女の憎めない性格が分かります。
途中人間を手にかけて闇落ちしてしまったけど、オワンちゃんの闇落ちは明るい闇落ちだった気がする。
そういえば、友美の芝居、小屋入りしてからどんどんサイコパスになっていったというタレコミが共演者からありました。女優は変わるのよ。ついていきなさいよ。

チョウチンとのダンスも素敵でしたね。出演していると、観たいシーンが本番中客席から観れないのが残念。
関係者からは一番オバカさんな役を一番頭良さそうな井上さんがやってるのがおもしろいとの感想をいただきました。待って待って、我等は頭良さそうではないということ??総合して、オワンちゃん素敵でした。

明日はアンダーザシーに欠かせないあの2匹をご紹介したいと思います。
カロンつまみながら見て。