kimitojacuzzi Anniversary

水戸を中心に活動するキミトジャグジーの記念ブログ

おもいで-11-

今日は雷と雨。職場の前でハロウィンイベントやってるまっ最中なんですけど、「これがハロウィンの洗礼…」と思って空を見ています。コスプレ、みんなかわいい。アナ雪は根強い人気ですね。

さて、めでたく勝者となり、魔女と交わったクダンさん。
修道女たちにも火炙りの際に着る祭服が配られ、夜が明けたら火炙りの準備に取り掛かるらしい。
火炙り自体は夕方決行なので、それまでにお祈りとか色々あるんでしょう。
ここで修道女のリーダーであるかんたが、「わたしたちの神様に祈ろう」という台詞を発する。信仰の対象がエヴァの信じる神ではなく、リトルウェッジの神ビッコに戻った瞬間ですね。

処刑台前に立つビッコ。
写真でみるとでかいな。3メートルあったんだっけ。上の方はスタイロで作ってあるので、重くはない。マインクラフトっぽくしてほしいとお願いした火炙り台です。
この処刑台、いつもいつの間にか出現しててビックリしてました。移動の音がほぼほぼ出ないんですよ。

今回のループでもハナを救えなかったビッコは、すでに諦めの表情。ここのお芝居…、良かったですよね…。10回映像見て20回泣ける。

ハナもお友達とのお別れに泣く。後ろでクダンがグースカピーしてますね。このベッドの中、2023年夏で一番暑かった。
なんで冬用のいい羽毛布団なんだよ…、キミジャグのくせに…って思ってた。クダンも殺陣終えてくるから体温高いし、タオルケットにしてくれって言えば良かった。

火炙りは辛いから、今のうちに死んでしまっても、クダンを道連れにしてもいいと、宝物のナイフをハナに渡すビッコ。
ひじょうにビッコらしくない台詞ですが、これは神様ビッコの心の内の声ですね。せ、せ、切ねぇ~!

ビッコとちゃんとお別れをし、目を覚ましたクダンとも最後のお話をする。汗だくやん、君も。願いを叶えてあげるというハナに、クダンは何も願わないという。
初演版だとここでハナは自分の存在が最後の最後で否定されたと感じてクダンとはケンカ別れをしてしまうのですが、今回は「自分が黒焦げになるところを見届けて欲しい」と言います。どっちが残酷なんだろね。

お祈りの時間になったので、少女たちが迎えにきます。
あら~、みんな祭服着てる~。この祭服、サイズは違えど全員同じかたちだったので、養生テープで名前が書いてあるんですけど、その養生テープの剥がし忘れがあったらしい。山口さんが「本番は剥がしてって言わなかった私が悪い」と反省していました。

少女たちが見守るなか、最後のお別れ。
ここの演出は河原さん。死に向かうハナに対して、もう少し少女たちも思うことがあるはず、と。
結果、駒ちゃんはハナに言いたいことがあるけど言えず下を向く。なご・ちかはハナに抱きついて泣き出すという演技になりました。
脚本に書いてないことを深堀する演出は、まだまだ河原さんには敵わないです。「別役作品やればいいよォ」と河原さんは言っています。そろそろ不条理演劇にも挑戦してみようかな。去年あたりからハロルド・ピンターの作品をやってみたいと台本は読んでいるのですが、不条理演劇って、難しくない!?ひとつもいい演出が思いつかない。

ベッドの話をさせてもらうと、これ以降誰かがベッドに近寄るのはラストシーンまでないので、今後のシーンのためにここでベッドをきれいにしておきたいところなんだけど、さすがにクダンがベッドメイキングをするのはおかしいのでこのままいくしかなかった。しょうがないね。

しんみりしているところに、あいつがやってくる。
妖精パック。パックの台詞って悪者っぽく言うと逆に小者感がでてしまうので、できるだけ明るく元気に言ってもらってます。パックはカートゥーン・アニメの登場人物のようにしたかった。

なんとなく、パックに違和感を覚えるクダン。

駒ちゃん修道女には、パックの姿は見えていない。パックはクダンの死んでいった仲間たちまで引き合いにだして、クダンのPTSDを刺激してくる。

クダンの願いによって、悪魔として姿を現すパック。
これは照明ではなく、プロジェクターの明かりです。すげえや、ぜし!

クダンさんの一閃。

ここ。キミジャグ初のプロジェクションマッピング。きれいに決まってよかった。ぜし発案だったのでぜんぶぜしにお任せしちゃったけど、決まると裏も「ワーッ!」っとなっていました。
山口さんだけが見れないので、なんで自分が褒められているのか分かっていないのが面白かったです。
時間がないなか、みんなそれぞれ新しいことに挑戦したね。いい夏だった。

やっぱり教会は悪魔に騙されていると知り、クダンにどうにかしてとお願いする駒ちゃん修道女。
クダンさんは自分でどうにかしろという。これは激励ですね。
ここで手を貸して共闘といかないのが、ひじょうに三池台本っぽいなと思いました。

クダンが駒ちゃん修道女の背中を押すんですけど、つんのめった先には火炙りの柱、駒ちゃんが後ろを振り向きつつも前に走り出すといった流れ。
この芝居最大の見せ場でもある火炙りのシーンの序章なので、駒ちゃんと首藤くんが丁寧に作ってくれたので短いながらぐっとくるシーンになっていたんじゃないかな。

明日は火炙り!!本当に…時間がかかったシーン…。
ちょっと熱く語るかもしれない。また明日!