お疲れ様です、キミジャグです。
今日からSHOPで「劇団であった怖い話」のチケット購入できます。
色々切羽詰まってるけど終わらないのよ、振り返り。でもここまで来たらあと少し。終わっちゃうの、寂しいなぁ。
おや…？ハナとエヴァの様子が…？
エヴァの魔法で中身が入れ替わった二人。
自分の体は魔女として火炙りにして、このままハナとしてみんなに愛されて生きていく算段。魔法って便利～。
お互いがお互いの演技に寄せるのに、「一回相手に台詞をしゃべってもらって、それをトレースすれば…」って考えたけど、なんだかそれは役者として禁忌な感じがしたのでやめました。
みんなが持ってた十字架をようやく持てて、嬉しい顔ですね、これは。
クダンも修道女も中身が入れ替わったことには気づかず、ハナを守ってくれる。そしてこの顔である。
「さよなら、リトルウェッジの魔女」と二度目のタイトル回収をしたと思ったら…、駒ちゃん修道女の見せ場。
自分の腕も足もあげるから、エヴァを許して欲しいと捨て身の作戦。これはあれですね、クダンに教わった、自分にできる戦い方。力も地位もない少女が思いついた、たったひとつの戦い方だったのでしょう。
稽古では駒ちゃんが他の修道女をバッタバッタとなぎ倒すので、「その力があったら絶対エヴァのこと助けられてる」と思い、修正しました。
ハナ（エヴァ）に縋る駒ちゃん修道女。魔女はようやく、自分はひとりぼっちではなかったことに気付く。
悲劇はいつだって、ほんのちょっとのすれ違いから産まれるのよ。
この子の過去も本編では語られなかったけれど、おそらくちかやなごみが演じた修道女も孤児っぽいので、彼女たちにとってエヴァはかけがえのない存在だったのでしょう。
無事に中身は元通り。みんな火炙り台に火を放とうとするけど、エヴァの「ひとりぼっちはさみしい」という言葉を聞いたハナは、おもわずエヴァを庇う。
ハナだって遊びで無垢やってるわけじゃないからね。ここまで来たら、誰のことも見捨てない。
ここで再びヤツが来る。全然死んでない。むしろパワーアップしている。
このマスク！今後も絶対キミジャグで活躍するであろうマスク。いよいよ悪の親玉との決戦だ！
この悪魔、めっちゃ動くしめっちゃ強い。クダンの大きな剣もわしづかみし、放り投げる。
今回殺陣は全部首藤くんが作ってくれました。首藤くん自体殺陣シーンは全部出てるから、覚える大変だったでしょうね、偉いね。
後ろでエヴァと駒ちゃん修道女が抱き合ってる。初めて知った。めっちゃいいじゃん！
パック優勢かと思いきや、クダンが傭兵魂を見せる。パックの腕に傷をつけて一瞬のスキをつくることに成功。
そこに、クダンに首を落とされたと思われたコーザがマントを脱ぎ捨て登場。最初から行列に紛れとったんかい。
コーザは実は死んでおらず、クダンと手を組んで悪魔を騙すことに成功。
この2人、あの後友達になったのかな。ちゃんとお話合いして「よし、この作戦でいこう」「そうしよう」ってなったのだとしたら微笑ましい。
コーザの早脱ぎ、すごかったですね。映像で見てもマントがツルンって剥けてました。
あれはちっちゃなスナップボタンをたくさんつけて、勢いで脱ぐことができる仕様。
大きなスナップだとひっかかっちゃうかもだし、ファスナーだとひと手間増えるし、早や脱ぎはちっちゃなスナップボタンしか勝たん。
かっこよ。これも宗教画っぽくしたかった。一枚絵になった時のかっこよさ。でも、あれほど強かった悪魔に一番効いた攻撃が足払いだったっていうのがキミジャグっぽいですね。
コーザ、あんたいい男だったよ。この写真、ビッコのこと斬ろうとしてんのかなって二度見したけど。
みんなで、みっつめの願いを叫ぶ。
これはバルスです。間違いない。どの演出家が演出しても、絶対ここはバルスにするって。
初演版では、ハナとクダン二人の叫びだったけど、今回は全員の願いでした。そう考えると、やっぱりみんなで戦ったお芝居でしたね。
パックに攻撃されて傷ついたハナに、前半戦あれほどスカしてたクダンが「痛い？」って心配してくれるのが良かった。この人、お母さんとかにはこういう喋り方するのかなといった謎考察が膨らんでしまう一言でした。
悪魔の叫び声と、教会の鐘が高らかに鳴り響く。
戦いは終わったかと思いきや、舞台にはハナひとり。
スポットがめちゃくちゃ眩しくて、急激に緊張しました。前のシーンでいっぱい泣いたから、もうズビズビの顔してる。
ハナに話しかける声。ぜしとの共演シーンになります。初演版はスライド使ってたんですよ、スライド。今の若い子は知らないでしょう。パワポの手動版みたいなやつ。
どうやら声の主は、ハナの願いをみっつ叶えてくれるらしい。
そのくせ「ビッコの足を治して」とお願いしたらだんまり決め込む。
ハナがメンチを切ったところで今日は終了。
明日はとうとうフィナーレです。お楽しみに！
