本日は「深海のパレード」の客演さんをご紹介したいとおもいます。まずは、疋田誉人くんから。キミジャグとの思い出も添えて。
キミジャグでは《たかひと》か《たかぴと》と呼んでいます。誉人。名前、とても素敵。
たかひとが初めてキミジャグに出演してくれたのは、2019年の本公演「閻魔の花嫁」でしょうか。
2019年?え、そんなに前だっけ?時の流れが早すぎる。
鬼の手を持つ薬師の慧(すい)を演じてくれましたね。ひょうひょうとしているけどどこか陰のある、悪い男の役でした。
アンケートでも「慧がかっこよかった」がいっぱいあって、ぐぬぬとなった覚えがあります。
これは特別企画「キミジャグコレクション2019」の写真ですね。笑っていますが、ダンスを10曲くらい覚えさせられて「キミジャグ地獄だよ、ほんと」って言っていました。
そのあとは、「朝比奈祥吾の事件簿 紅蓮眼姫殺人事件」
警視庁特殊任務班に所属する、推理の天才・大字悶治(おおあざもんじ)役。
プラザ企画への客演って、けっこう緊張すると思うんですが、これもしれっとやってのけましたね。
こんなにリラックスして捜査パートに挑む客演、10年やったけどいなかったよ?
そのあとは、「莫迦トヨと神様」里の若長・イナリ役。
あれ、こうやって並べると、陰のある悪い男の役ばかりお願いしているなという印象。
たかひとくんは、どんな作品でも物怖じしないところがいいです。あと、漫画なりゲームなり映画なり色んな作品に触れているから、ひとつ説明すると100くらい分かってくれる。
個人的な分析になりますが、彼は演技の《当たり》を見つけるのがすごく早くて、読み合わせの段階でほとんど演出と脚本の意図を読み取ってくれます。これ、すごいことだと思う。マイメン、たかひと。
当たりを見つけてくれると、次はもうどう進化させるかの話ができるから、演出さんにとってはすごく貴重な役者さんなんじゃないでしょうか。
体もいいですね。体幹がしっかりとしている。あと声。張りがあって、変幻自在。酒焼けしないか心配。ダンスを覚えるのも早いし歌もうまいし、総じて、キミジャグの脚本と相性がいい役者さん。
今回のたかひとくんはサメ一族の王子、ホホジロ役。
先日、仮の衣裳を着たその姿は王子様。
この衣裳着て魔法で戦うっていうんだから、そりゃたまんねえよ。
たかひとくんの活躍に、どうぞご期待くださいませ。