kimitojacuzzi Anniversary

水戸を中心に活動するキミトジャグジーの記念ブログ

おもいで-本編5-

梅雨いりした途端、湿気がすごいですね。南町のアジサイが満開ですので、ぜひ見に来てください。
本日も舞台写真とともに本編を振り返りたいと思います。

よからぬことを考えているコハルさん。こういう「台詞はないけど一人で舞台に立たなくちゃいけないシーン」って難しいですよね。表情と動きで語らなければいけない。

目が見えるようになったら、タコの姿を見たいというナダレ。タコは自分の姿が人間からしたらグロテスクに見えることを知っている。
ナダレはミクモの婚約者ということもあり、ここに恋愛感情があったかどうかは台本上明言されていないので、お客様の判断に任せようとなりました。明確に作ることもできるけど、敢えてぼかしても粋というか…。演出のクセに左右されますね、こういうシーンは。
タコが序盤でユノに「生まれが違う、息の仕方が違う、結ばれることは絶対ない」と自分で言ってしまっているので、恋愛感情があったのだとしたら、けっこう切ない。

ここで突如やってくる、新旧・巫女対決。ナダレがいなくなっても、自分が風と波を呼び、海の民の巫女を立派にやり遂げてみせるというコハル。心強い後輩。

後輩の裏切りを撮った決定的瞬間。恋は人を狂わせます。ここもキャストとオペさんとの緻密な連携が。
ドンつかれて地面に着地するまでに完全暗転&水しぶきの音。山口さんがナダレが完全にハケたのを確認して、泣く演技→泣き声を聞いてから、照明IN。
ゲネか稽古で、スカートが段差にひっかかっちゃってハケられなかった時、「早くハケろよォ…!」と小さな声で言われました。
きっかけをオペさんがとるか、役者がとるか、そこは毎回ちゃんと話し合ってます。

裏でコハルを操っていたのはムラサメ。この後、ムラサメは無事にオワンちゃんの手によって魚の餌となります。

深海ではタコがパーティーを開催。
みんなおしゃれをして集まってきました。パーティーとか舞踏会とかライブとか、そういうシーンが台本にあるとスパイスになっていいですよね。見てる方も楽しいし、衣裳班も腕の見せ所。

ナダレもタコに着がえさせられ、深海仕様に。回を重ねるごとに早や着換えが早くなっていって、最終的にはホホジロさんと同じくらいの出で出られるようになりました。
褒めて欲しくて暗闇の中、笑顔でホホジロさんの背後にいるので、怖い系フラッシュの顔みたいと言われました。ナダレは目を見開いているしね。
この写真はすごく気に入ってます。

タコの用意してくれたお洋服を見定めるエチゼンさん。
青いビーズは100均で買ったものですが、キラキラしててめちゃめちゃ使えた。「この宝石、一粒100万円」というネタが衣裳班で流行りましたね。

全員集合!楽しむ準備は万全。

パーティーのダンスはフォーメーションがくるくる変わるから一番練習したんじゃないかな。
ここで感じたのが、偶数で踊るダンスの難しさ。センターに人がいないから、足の広げる幅が違うだけで立ち位置がミスってるように見えてしまう。
実際にミスってはいないんだけど、体の大きさとか一歩のでかさとか、そういうちょっとしたことが気になってくる。
全員振りを覚えて踊れるようになったところで、終わりじゃないんですよね。演劇のダンスって。見栄えとか、揃ってるかとか。今後も偶数でのダンスは課題です。

また明日!

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〈  To BE CONTINUED…//// |
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