kimitojacuzzi Anniversary

水戸を中心に活動するキミトジャグジーの記念ブログ

衣裳記録⑤-ロキ・ユノ-

キタ!本日からアンダーザシーの仲間たちの衣裳をご紹介したいと思います。
まずは、ミクモと並ぶもう一匹の主人公、ロキ。

【ロキ/首藤大亮】

前海底の女王、オクトマムの息子。舞台と客席の橋渡し。
革ジャンとタコの足、スキニーとブーツ。
ロキの衣裳に関してはタコ足以外、作り物はなかった。首藤くんはなんでも着こなしてくれるからなぁ。
何度か話にも出てきましたが、本来ならば3月に公演を行う予定だったので、お天気が良かったゴールデンウィークは、さすがに革ジャンで動き回るのは暑そうだった。しかも首藤くんの役、他もマントだのローブだの全部暑そうで、みるみる痩せていくのが分かりました。あと、何故か色が白くなってた。なんで?「汗と一緒に色素も抜けてんだよ」って言ってたけど。

トレードマークのタコ足4本。役者の腕2本と足2本、併せて8本。このタコ足がふわふわしてて気持ちいい。
タコ足は彩色とかでもっとリアルにも出来たんですが、他のキャストの衣裳と並べると、このぬいぐるみ感がかわいかったと思います。

ロキは今まで演じてきた役と比べると、表情がとても豊かだった気がします。写真を見ても生き生きとしていて、ロキの性格がそのまま反映されているような舞台写真ばかり。
偉そうなことを言うと「ジョージくんとひかり先生のダンス」を経てから、なんでか役の幅がぐんと広くなりましたね。なんでだかは分かんないけど。誰か解明して。

バチッと決めてよ、の演出通り、見た目も芝居もバチッと決めてくれました。
首藤くんの存在に関しては、他のメンバーも「どうだ、これがうちの看板だ」って顔して芝居してるのがいい。それを受けて首藤くんを輝かせようと一歩下がるか、負けまいと前に出るか、それは役者さん次第でしたけど。

役者全員に関わってくる話ではないんですが、主人公とかヒロインとか看板役者とか何かを背負っている人は「引き立て役になりたくなければ、今目の前の相手を引き立て役にするしかない」っていう瞬間が必ずしもあると思うんです。でも、自分がそう思ってる時、相手もそう思っているわけで。そうやってどんどん上を目指して行くのが切磋琢磨なのかな、と最近思います。
出過ぎたら演出が注意するから、それまでは役者同士思う存分ぶつかり合って良し。これが最近のキミジャグ。コロナ禍を経て、お芝居の楽しさを覚えたて時のような感覚で稽古ができてます。なんでだかは分かんないけど。誰か解明して。

ロキの四コマ漫画。「テッポウウオとぼく」

テッポウウオもロキもかわいい~。

 

【ユノ/織笠裕美】

ロキの双子の妹。出てきた時は基本キレてる。触るもの皆傷つける。ミクモのストーカータコ。
革ジャンとキャミソール、タコ足とスカート。チョーカーはよく見るとホタテがついてます。
ユノもロキと一緒で、そんなに作り物はなかった。キャミソールにリボンを編み込んだくらい。

座ってもタコ足がクッションとなり、疲れ切ったお尻を守ってくれる。
ユノのタコ足はスカートに固定されています。逆にロキのタコ足は着脱可能にしました。なぜならロキ役として着換えるシーンがあったからです。メインのスキニーに固定しちゃうと、もういっこタコ足が必要になってしまう。
稽古してるとタコ足のおさまりのいい角度なんかが分かってくる。タコポジと呼んでいました。

蓋を開けてみると、本役ユノのシーン数はあまり多くはなく、ナダレとして舞台上にいることの方が長かったように思います。

だから、兄妹の会話はほとんどなかった。短いシーンの間に双子の絆みたいなものをいれたくて、タコ足同士でタッチするシーンを小屋入りしてから追加したんですが、写真でみると面白い感じになっちゃってますね。反省。その時はめっちゃいい案だと思ったんだけどな(笑)

2匹揃うと色が同じで嬉しいね。
ユノでいる時間が長くなかったから耐えられたけど、お兄ちゃんはほとんどずっとロキだったから暑かったね。
汗かいた革ジャンをもう一度着る地獄。みんなも体験してほしい。

明日もアンダーザシーの仲間のご紹介。
羊羹かじりながら見てください~。