kimitojacuzzi Anniversary

水戸を中心に活動するキミトジャグジーの記念ブログ

デザイン裏話

今回のフライヤーデザイン。

元々は仮チラシのまま、全員の写真が表面だったんですけど。

パンフレット用に撮影したこの写真をデザインのソラノさんと脚本担当者が気に入って、表面に変更(誉人が他の写真、半笑いだったって言う理由もちょっとある)。
この写真を表面に持ってくることで、台本のラストシーンを変えた写真。すごいよ、一度完成していた脚本の内容を変えちゃうなんて。
調子にのって「なんか目立っちゃってすみませんね」みたいなことを言ったら、「一枚絵としての完成度の話なので…」と(なに照れてんだ、こいつ…)みたいな返答をされました。そう、すべては撮影したのえちんの功績。はずかし。

目を瞑ってるバージョンもあったんだけど、ソラノさんは「脚本担当者が目を瞑ってるバージョンを選んだら舌を噛みます」という過激派みたいな発言をしていました。やっぱりキミジャグに関わってると、みんな言うことが物騒になってきてない?

今回のチラシはゲラが出来てからもだいぶ遍歴があって。

こちら、各方面に名前や文章の確認作業で送ったもの。
最初はシンプルな、白い枠のデザイン。
ここから、執筆協力の方の団体名を追加した方がいいね、くらいの訂正だっただけど。

その日は午後いちばんで入稿予定だったので、あとは入稿報告を待つだけだったんですけど、ソラノさんから「提案いいですか?」との連絡が。
18年間ずっと言い続けてるキミジャグの「暴力的でガーリッシュな世界観」の「ガーリッシュ」を出すために、全体をピンクにしたい、とのこと。
今回のデザインの根底を覆す提案だったので、一応メンバーにも確認をとって、ピンクにしてもOKです、とお伝えしたところ、来た画像がこちら。

ああ、ピンクもいいですね。うちっぽい。
せっかくの18周年記念公演だし、ここまで来たらデザインさんも好きなようにデザインしてもいいですよ、とお伝えしました。
「じゃあ、諸々バランスをとります」といって出てきた最終デザイン。

本当に好きにデザインしたらしいです。「興が乗りました」とのこと。
キャッチフレーズも見るたびに変更になってて、どうなっちゃうの?と思ってたけど、今までなかったような「変な芝居」だからこそ、みんな迷いながら遊ぶのかなぁと。

なんにせよ、無事に入稿できてよかった。制作側としては最後の方はハラハラして成り行きを見守る事しかできなかった。方向性を指し示す器のなさにしょんぼりもしましたが、デザインがかわいければすべてよし。とても、暴力的でガーリッシュ。脚本担当もすごく褒めていました。

デザインの遍歴が見れるのは面白いね。印刷されたものをお手元に届けるため、現在DM作業真っただ中。今が一番忙しいかも。

それでは、また明日!