kimitojacuzzi Anniversary

水戸を中心に活動するキミトジャグジーの記念ブログ

おもいで-5-

「リトルウェッジの魔女」今日で前半戦が終了です。
写真を選ぶのだけでもめちゃくちゃ時間がかかる。みんないい写真だから。

毎回【公演を象徴する写真】を1・2枚選んで、今後の販促物に使用するのですが、今回は厳選に厳選を重ねても、30枚くらいある…。

さて、復讐を決意したクダンさんでしたが、一方ハナ側のメンツは。

この3人、かわいい~。「3人」とは言いましたが、今考えるとここに人間はひとりもいません。左から悪魔・神・魔女。すごいメンツ。こええ~。
ビッコが持ってるサルは、ハナへのお土産。まともさんが用意してくださいました。このサル、生きてるそうな。ペット…?

勝手に部屋を抜け出して、勝手に恋をして帰ってくる。ハナが王子様に会えたことを喜ぶ面々。でもこれって、「恋をしてから絶望して死んだ方が魂が美味しくなる」っていう理由でパックとエヴァは喜んでいるので、実は闇が深いシーン。

パックが森の木霊たちを呼び入れます。このシーン、私は台上に移動するので奥からINするキャストの表情が見えるんですけど、みんなめちゃくちゃ笑顔でしたね。

全体でみるとこんな感じ。キノコの王様いるな~。
動きが早いダンスだったので、覚えるのに時間がかかりました。覚えても体がついていかない。稽古靴と本番靴でターンの速度が違ってくるので、やっぱり本番靴で稽古しないとな~と思いました。本番靴が白いとね、汚しちゃいけないと思ってなかなか履かない。よくない。履こう、本番靴。

木霊たちのダンスにハナも加わる。
偶数→奇数に人数が変わるので、少しだけフォーメーションもチェンジ。
このダンスはクダンだけ踊らない。キミジャグだと役の関係で「首藤くんだけ踊らないダンス」がけっこうあって、こういう曲が本公演のキミジャグcollectionに選ばれると、彼だけが大変な目にあいます。

このちーちゃんエヴァ、いいですね。多分客席下手前列に座っていたずん夫婦にファンサしている最中なのではないか。
エヴァの衣裳は踊りにくいかなと思ってたけど、伸縮性のある生地だったので大丈夫で良かった。バチバチに足開いてる。

曲中の、ハナの独白。ここの台詞も曲合わせで尺が決まっているので、内心ドキドキしてました。曲合わせの時はなんとなくオペ室見ちゃう。気持ちは美都子さんと一緒。美都子さんはそんな暇ないと思うけど。

この写真いいですね。みんなの笑顔がお気に入り。

そしてフィニッシュ。この一曲のためだけの衣裳なので、ちゃんと写真に残せて良かった。
わーっと来て、わーっと帰る。キミジャグ名物、「なんだったんだ、今のシーン」今回はここだったと思う。

前回のリトルウェッジはハナの友達はマジでビッコひとりしかいなかったから、このシーンはビッコとハナのデュエットだったんですよ、どうなってんの。なんかビッコは勝手にラップとかしだすし。これはこれでかわいいシーンではあったんですけど。
今回はハナの恋を祝福してくれるみんながいて良かった。

その5秒後、すぐシリアスにならなければいけないエヴァ
切り替えが出来るかどうかなんですけど、ちーちゃんなんで安心して任せられました。

そして、10秒前はキノコの王様だった誉人はコーザに変身。
いや~、役者さんってすごいですね。ひっぱられてない。キノコの王様に。

エヴァとコーザで意見が食い違うので、バチッとするシーン。
ここで初めて【ハナの火炙り】の話が出て来る。
30秒前まで笑顔で踊ってた人たちが死刑の段取りの話をしているの、怖すぎ。三池の台本って、こういう、あげてから落とすの多い。
そういえば三池さん、最近エアロバイク買ったらしい。滑舌悪すぎてエアロバイクがエロバイアグラって聞こえたから「エロバイアグラ?」って聞き返したら、私の耳と頭の心配してくれました。

エヴァ過激派、駒ちゃん修道女登場。エヴァにひどいことをいうコーザが許せない。
彼女は騎士に憧れているけど、本物の騎士だったコーザに敵対心を持っているのを見ると、単に【エヴァを守る人】になりたかっただけなのかもなと思います。

このシーンいいよね。
女として自分が地位のないただの人間であることも分かっているし、娼婦として腕っぷしでは男に敵わないことも知っているけど、すがりつかずにいられない。
駒ちゃん演じる修道女は普段は凛としてるけど、嫉妬とか劣等感をちゃんと持っていて、この世界ではひじょうに人間らしい女の子でしたね。
この子がエヴァに持っていた感情は、家族愛だったのか恋愛感情だったのか分かりませんが、ラストシーンまでの道程を見る限り、これは彼女の物語でもあったのかもしれない。
多分、次に「この世界、ループしてる…?」って気づくのは駒ちゃん修道女なんじゃないか。三池さんもお気に入りの役でした。

ここまでが「リトルウェッジの魔女」前半戦。

暗転は挟まずそのまま照明が変化し、教会のシーンへ。
エヴァを囲み、ハナの出生を聞く修道女たち。
なるべく照明を落として、エヴァっさんが聖母っぽく見えるようにしたかった。宗教画とか、そんなイメージ。かかっている曲もパイプオルガン。

エヴァっさんが部屋から出ていくと、修道女たちだけの時間。
小説とか漫画では寄宿舎・寮の話が好きなんですけど、この子らも二段ベッドとかで寝食を共にしているのだろうか。
ハナが一人部屋を自慢していることから、少女たちが相部屋なのは分かる。部屋割り考えてぇ~。
駒ちゃん修道女VSみんな。このシーン楽しかったね。
下手側の白髪姉妹の表情が一緒なの、面白くないですか。

明日いよいよ娼館のシーン。お楽しみに!!