kimitojacuzzi Anniversary

水戸を中心に活動するキミトジャグジーの記念ブログ

おもいで-8-

お疲れ様です、キミジャグです。
ブログでは「リトルウェッジの魔女」の振り返りがまだ終わっていませんが、ただいま「劇団であった怖い話」の稽古の真っ最中。
本番一か月前に通しが出来たことをみんな不思議がってるけど、来たる地獄の3月公演に備えて「今できることは今やっておこう」と体が自己防衛に入って集中しているだけやで。

昨日、ようやくクダンとハナがちゃんと和解しましたね。
でも、まだまだ問題が山積み。ハナの火炙りの日が迫りつつあります。

チルクロの内緒話。
少女たちも、ハナの火炙りについて思うことはある。でも、教会はそれでみんな幸せになれるって言ってるし、姐さんたちは酒場から帰ってこないし…。
この2人はラストシーンでも、姐さんやハナに助けを求めているんですよね。駒ちゃん修道女と対比して【自分の力ではどうしようもないことに対面したせいで、駄々をこねたり助けを求めることしかできなかった子たち】という儚い少女像が見え隠れする存在だったんじゃないかと思います。

クダン、窓からハナの部屋に侵入。パックもビッコも窓から入ってきてたし、コーザに言いたい。ハナの部屋はセキュリティに問題がある。
でもハナもすぐにクダンをベッドの中に引き入れようとするあたり、お似合いの2人かもしれない。

王都でもみたことがない赤い髪。結局ハナの髪色はただの遺伝によるものを神格化して祀り上げただけだったのだろうけど、クダンはバラの色と同じと言ってくれます。ロマンチスト~。
ちなみに初演版のクダンは「こどもの頃に好きだったストロベリーソーダと同じ色」と言っています。かわいい~。

「なんだかとても悲しいの、抱きしめて」っていう台詞があるんですけど、昨日殺されかけた相手にそう言えるのが、ハナという女なのかな。
パックが入ってきたことにより、逢引しているところが見つかったセンセーショナルな写真になってしまっている。

キミジャグ3人集合。この山口の嬉しそうな顔。なぜカメラ目線なのか。全員キミジャグということもあり、いきなりシーンのスピードが早くなる。早くなりすぎて稽古で「いっかいスピード落とそう」となりました。他のシーンとの対比もあるから…。

ハナとパック。ここで手を握り合って、「舞台上で会うの久し振りだね…、後半も頑張ろうね…」とコミュニケーションをとる。

いいところを邪魔されたクダンさんは、パックの羽根をもごうとする。この写真、パックの羽根が広がっていていいですね。

そこに、コーザがやってくる声が。「やべー!先生来た!」というイメージ。

クダンが怒られることを恐れて、慌ててクダンを部屋から出すハナ。逢引の約束をすることは忘れない。パックの表情がいいですね。

この階段の上り方がすごく私っぽくて笑う。

エヴァはハナの味方なので、クダンが部屋に忍び込んだのは大目に見てくれたけど、コーザは複雑な表情。
結局コーザはハナにかける言葉が見つからず、無言で立ち去ってしまう。幼馴染とはいえ、ハナを置いてコーザだけが大人になってしまったんでしょうね。切ねぇ。
今気づいたけど、誉人には「なんか言いたいけどなにも言わず立ち去る」というシーンばっかりやってもらっている気がする。

エヴァの前では素直に泣くハナ。この、2人でベッドに突っ伏して寝るシーンはちーちゃん考案。これは私には考えつかないプランなので、たくさん本を読んでいる人が稽古場にいるとシーンのバリエーションが増えていいなぁと思いました。

写真として一枚絵になった時のおさまりの良さとか、演出をするうえでそういうことまで視野にいれると、どんどん立ち姿や立ち位置のバリエーションを増やしていかなきゃいけない。
日常芝居だとこんなこと全然考えないけど、「リトルウェッジの魔女」みたいな芝居だとどんどんぶっこんでいかないと、衣裳や台詞に負けてしまう。まだまだ研究することが多いな~と思いました。

明日は登場人物たちの確執が表に出て来るシーンですね。目まぐるしい。お楽しみに!