kimitojacuzzi Anniversary

水戸を中心に活動するキミトジャグジーの記念ブログ

稽古始め

「劇団であった怖い話」稽古始め。

台本を作成するにあたり、みんなが持ってる【劇団であった怖い話】を聞いて回ったり、脚本担当が欲しがってる情報を集めたりで動いてはいたんですが、本が出来上がって、初の読み合わせをしたのは9/25でした。案外最近。
夏は常に10人以上稽古場にいたから人が少なくて寂しい。みんなキミジャグに会いに来て。

今回のお話は実名での登場。
ぐっさんは山口役。友ちゃんは井上役、など。
各々が怪奇に巻き込まれていきます。

初の読み合わせ、リトルウェッジはすごーく緊張した思い出があるけど、今回はとても朗らかでした。実名で自分がお話に登場しているっていうのも理由のひとつかも。
台本も台詞っぽくなく、日常会話でずっと続いていく感じです。だから、スピードがすごく早い。すぐ自分の番が回ってくる。集中力が試されている。

誉人のお土産のお菓子をいただきながら。
チェンソーマン』の舞台を見てきたんだって、うらやま!なんかすごく評判いいですよね。あーやが出ているのだもの、間違いない。

出演者以外にも身近な演劇人に「劇団であった怖い話ある?」って聞いてたんですけど、東京の小劇場の方のお話、2選。

 

【劇団であった怖い話①幕が下りた後の炊飯ジャー
演出家が、どうしても炊飯器から湯気を出したいと言った。
方法として、シンプルに舞台上で米を炊いたほうが楽だったので、炊飯器を持ち込み無事に本番を終えた。
2か月後、劇団の事務所は異臭で満ち溢れていた。

「多分なんですけど、本番のあと、炊飯ジャーの中のご飯、誰も片付けてないんですよ…」

 

【劇団であった怖い話②】
すごく人気の男性の役者さんがいたんだけど、女癖がめちゃくちゃ悪かった。でも、人気があったから出演オファーは絶えなかった。
ある夜の公演。舞台もクライマックス。曲が静かになり、舞台上は彼ひとり。ラストの、泣かしにかかる長台詞。その途中で、客席から携帯のアラームが鳴り響いた。
ひとつの携帯ではなく、何十の携帯が、一気にけたたましいアラームを鳴らし始めた。
彼はあまりのことに、台詞が出ずにしどろもどろになってしまった。アラームは鳴りやまない。
目を凝らしてみると、客席のほとんどは彼に遊ばれた女たちだった。その女らは、彼が台詞をしゃべり終えるのを待たずして席を立ち、皆笑いながら外へ出て行った。

「クライマックスを見計らって全員が同じ時間にアラームを鳴らすのって難しいと思うんだよ。多分、共演者の中に内通者がいて、『開演してから○分後に、長台詞あります』って言ったやつがいたんじゃないかな。その彼?まだ普通に芝居やってるよ」

 

東京、怖いなって思いました。
みんなも劇団であった怖い話があったら教えてね。
また明日!