kimitojacuzzi Anniversary

水戸を中心に活動するキミトジャグジーの記念ブログ

おもいで⑩ 「劇団であった怖い話」

「劇団であった怖い話」本日は疋田編→首藤編。
いよいよ怪異がどこからやってきているのかが見えて来る。

飲み会で撮った写真。なぜかおりかさが写っている写真だけ、構図がおかしい。おりかさの横にまるでもうひとりいるように、不自然に画面がずれている。
友ちゃんがそのことを口にしようとした途端、ぐっさんは写真を取り上げ、足早に駆けだす。

急なぐっさんの行動にびっくりする客演陣。
「おりかさって、もしかして何かに憑りつかれているのかも」と言う友ちゃん。たかひとは「仮に憑りつかれていたとして、見えているのはこの写真を撮った人物じゃないか」と言う。
この写真を撮ったのは…。

オープニングからずっとおりかさの写真を撮り続けているだいすけ。
彼にはなにが見えているのだろうか。
だいすけが撮ったであろう写真はこちら。

kimitojacuzzi.hatenablog.com

舞台でも、この写真をプリントして使用しました。
「やっぱ変だよね、ここ」客演だからこそ言える言葉。すこし突っ込んだ話をしようと友ちゃんが息を潜めようとしたところ、オペ卓の2人から威嚇される。物を落とす音と、微妙に変化する照明。It’s暴力。
今回、演劇が持つ暴力についてけっこう深いところまで考えたんですけど、最終的に安保闘争に遡るとこまで行きました。うちだって別に何の考えもなくこういう作品をやったんじゃないんです。

「だいすけには何が見えているのか」「彼女の隣にはなにがいるのか」「ぐっさんは何を知っていて、なにを隠しているのか」
夜中にたかひとが目を覚ました時、隣におりかさの姿はなく、彼女は廊下で誰かと喋っていた。でも、そこには誰もいない。これはホラー。早いとこ追い出した方がいい。
オペ卓の2人を怒らせてしまったたかひとは、照明を消されひとり暗闇に取り残される。
これ、怒ってるのが音響の美都子さんだけでなく、照明ののえちんも怒っていると分かるのがいい。躊躇なくバツンと消す。

なんとこれはおりかさが発案した「たかひとびっくり大作戦」だった。
緊張と緩和。私に演劇を教えてくれた先生。これでよかったでしょうか。今も手探りで作ってます。

たかひとは怒らず、おりかさにしがみつく。かわいそかわいそ。
たかひとの機嫌をとろうと、お菓子を一緒に食べようというおりかさ。ドーナツに砂糖をまぶしたやつ。クッキーに砂糖をまぶしたやつ。そして、バターに砂糖をまぶしたやつ。これは鉄板ネタでしたね。

不穏な雰囲気を垂れ流しつつ、閑話を挟まず首藤編開始。
主役になるのは、みんなからだいすけと呼ばれている男。好きなものはネコ。

ネコwwwww
ネコミミつけりゃいいってもんじゃない。このネコたち日によってテンションが違いましたね。楽日とかドタドタドタドタ、多分だいすけの邪魔になっていたと思います。ごめーんね。
その日のネコのテンションを決めるのは一番に出ていくぐっさん。だから、文句は全部ぐっさんに言って欲しい。
このネコミミ、前も言ったけどめちゃくちゃ安いわりにしっかりホールドされるしふわふわでかわいいし、今までつけてたカチューシャは何だったのかと衣裳班で話題になりました。

だいすけは、いくつかの怖い話を話すが…。
「でも、みんなが聞きたい話はこれじゃないだろ?」
この台詞かっこよくて、よく車の中で練習してました。でも、練習するたび「あ、自分の台詞じゃなかった」と思う。疲れてたのかな。

ついに【うちの劇団であった怖い話】というワードとともに、怪異との対決がはじまります。
明日は波乱の首藤編。また遊びに来てね。