kimitojacuzzi Anniversary

水戸を中心に活動するキミトジャグジーの記念ブログ

おもいで⑦ 「劇団であった怖い話」

本日も「劇団であった怖い話」の振り返りです。
井上編が終わり、山口編へ行く前の閑話。閑話部分にも細かい小ネタがいくつか突っ込まれていました。

友ちゃんのキミジャグバッシングによりムッとしているキミジャグ。
誉人もムッとしているので、彼がいかにキミジャグに染められているのか分かりますね。誉人はね、なんだかんだいっていつも味方してくれる。優しいね。

ぐっさんが大きい声を出した時、なぜ二人で逃げたのか責められる誉人とおりかさ。大きい声が怖いチーム。もう少し先のシーンで分かるけど、ここはカップル。設定では同棲1年目。誉人は彼女をベッタベタに甘やかすタイプ。

「早く自分の番、終わらせちゃおう」と準備をするぐっさん。しかし、急に自分がどっちにはけるのか分からなくなる。
その時、かみてからぐっさんを呼ぶ声が。
この声は千年企画の鈴木千慧さんでした。明るくかわいらしい声が逆に気味の悪さがでていて良かったです。

幽霊の声って怖くすればいくらでも怖くできるけど、それだとうちっぽくないなぁと思い、界隈で【水戸演劇界の風雲児】と呼ばれているちーちゃんにお願いしました。ありがとうございました。
そういえば、ちーちゃんは次回公演「虚舟」に出演してくれるので現在稽古場が一緒なんですけど、めちゃくちゃ元気です。
「でも、稽古が始まると全然一緒にふざけてくれないんだよ」とぐっさんが言ってました。〆るところは〆る。偉いね。

呼ばれるがまま、かみてにはけようとするぐっさんに対し、おりかさが「そっちにいったらだめだよ」と言う。
なんとなーく、さっきまでのおりかさとは違う雰囲気。様子を見に来ただいすけが、思わずおりかさを記録しようと写真を撮ると…。

ブチぎれられておりかさから一発顔面に食らう。
オープニングのおりかさはだいすけからカメラを向けられた時ポーズをとっていたので、コナンくんだったら「あれれ~??」となるシーン。
音響卓の美都子さんとだいすけの会話もちょっとだけ意味深なものになっていきます。

さて、シーンはかわって山口編。
1ページある長台詞をどれだけ飽きさせないで言えるかなんですけど、長年彼女の芝居を見続けていて確信したことがあって、ぐっさんの中で「これが完成」っていう芝居はちゃんとあるけど、その時のお客様のノリとかテンションで、どこまでもテンポをあげていくタイプの役者さんです。
どこかの回で「ぐっさんどこまで行っちゃうの?」と心配になったくらい研ぎ澄まされていた回があって、お客様と作り上げる=やはり演劇は生もの…と思った時がありました。
彼女のすごいところはそれに左右されてるわけじゃなくて、根底に完成系をちゃんと持ってるってとこですね。プラスしていくだけで、ぜったいにマイナスにはならない。だから総じてクオリティが高い。いつの間にか身内自慢になってしまいました。

そんなぐっさん、ひとりだけどうしても会いたくないファンの子がいるという。
その子に会いたくない一心で、仮病を使って客出しに行かない。ここはぐっさんのアドリブ。最終的にだいすけとおりかさが舞台からいなくなったら再びぐっさんの台詞がはじまるのですが、(どのくらいアドリブ続くんだろ…?)と思ってハケないでいたら、アドリブが続く続く。才能を見ました。
でも、そのあと「早くハケてもらっていい!?」とキレぎみに言われたのでスッとはけるようにしたら「私まだできるよ?」と言う。どうしたらよかったの(笑)

なぜ、ファンに会いたくないのか。それは、ファンレターがどんどん不穏な内容になっていったから。
「返事、しろ」の手紙、怖いね。このレターセットは中学生の時からのコレクション。お母さんから「こんなに買ってどうするの」って言われ続けてきたけど、ようやく役に立った。

ぐっさんの足元に散らばる手紙。絵的に良い。この小道具はいつも友ちゃんがプリセットしてくれて、「郵便でーす」とみんなの化粧周りに置いていってくれた。「友美の郵便屋さん」と呼ばれていた。

ウチみたいな劇団は、ファンを大事にしなければいけない。だから、自分もあの子とうまく付き合っていかなければいけない…。
後ろの4人はなるべくポーズを決めて座ってくださいと言いました。
写真ではじめて全貌を見たけど、下を向く派、頬杖をつく派に分かれていますね。

そんな時、ぐっさんに手作りクッキーの差し入れが届く。
みんな羨ましそうに差し入れを覗き込む。
このクッキーがどんな怪異を巻き起こすのか、明日は山口編の後編!!
また遊びにきてね。