kimitojacuzzi Anniversary

水戸を中心に活動するキミトジャグジーの記念ブログ

おもいで-ナイトメアバージョン③-

「デビルズ・ホラー・ショウ」ナイトメアバージョンも中盤を経て、女たちが狂っていきます。

思いを寄せる上田に「〇〇〇〇女」呼ばわりされブチ切れる晶。
ハサミで上田をぶっ刺そうとします。
冬の公演なので稽古場「風」さんのエアコンを稼働させたまま公演をやらせてもらったのですが、このシーンは目を見開いたまま進むから、眼球が乾く乾く。
山口さんのけっこうな長台詞を、頑張れ、頑張れと思いながら目立たないよう瞬きをする。

晶に命令され、柚子の首を絞める上田。
これ言っていいのか分からないんですけど、山口さんが「この女の首を絞めろ」って台詞を、一回だけ「この女の首を折れ」って言った回があって、そのあとの台詞が「それって、柚子を殺せってことか?」なので万事OKなんですけど、個人的にめっちゃテンパりました。
え?折られる?マジで?みたいな。
だからその回は「殺さないで」という懇願が「首折らないで」になってます。
オペさんも「このあと、どうなっちゃうのかなぁ…」と思ったそうです。
ナイトメアバージョンは後ろから首絞め。このあと、殺すフリの芝居だったことがわかり、上田と柚子のハグも挿入されてますね。
ナイトメアはみんなクズなんだけど、すこーし人間くさいところがあった。

ドラッグの効果で暴走する柚子を宥める上田。
身長差も相まって上田のサングラスと柚子のカチューシャがガツガツぶつかり合ってしまったので、ちゃんと髪飾りはつけて稽古した方がいいなと反省しました。
眼鏡とかはつけるんだけど、髪飾りは通しの時くらいしかつけないので。

ちょっと写真がぼけちゃってますが、腕折りシーン。
「ジョージくんとひかり先生のダンス」はコロナ禍ということもあり、あまり密着するシーンは意図的に作らなかったんですが、久しぶりにこんなに密着してお互い気恥ずかしくなりました。
「本番、汗かいてたらごめんね…」「ぜんぜんいいよ…。私こそ、汗かいてたらごめんね…」「ぜんぜんいいよ…」みたいな。
優しい世界。

そして、チーフの真実が分かるシーン。
表情が照明でとんじゃってますが、チーフの左肩には、店長から受けた暴力のあとが。
ここから暴力シーンが続くんですが、暴力をふるう・ふるわれる芝居ってほんと難しい。
これは持論なんで反論は受け付けるんですけど、結局体幹の話になってくると思うんですよ。
体幹がしっかりしてる役者さんって、こういうシーンを難なくやれる。でも、体がかたいと、動きのバリエーションが少ない。
こういう時のために、普段から体幹レーニングと柔軟はしておいたほうがいいですね。
リアルじゃなくて、「これが殴られた時の体ですってお客さんに伝える説得力」の方が大事。あとは、『クローズZERO』観とけばバッチリ。うちの舞台に立てる。

見た目が楽しいナイトメアバージョンも、明日終幕。
血がすごいので、苦手な方以外、よかったら見てください~。