kimitojacuzzi Anniversary

水戸を中心に活動するキミトジャグジーの記念ブログ

質問にお答えします

先日ブログで「キミジャグだけど質問ある?」的なことを書いたら本当に質問が飛んできてびっくりしました。
今日はいただいた質問にお答えしたいと思います。

 

質問「タコ部屋の手前に貼ってある養生テープはなんですか?」

まずタコ部屋の話題を思い出すのにめちゃくちゃ時間がかかりました(笑)こちらのブログで、自分でタコ部屋って言ってました。

kimitojacuzzi.hatenablog.com

写真的にはこれですね。

これは着替える時の音消し用のパンチが敷いてあるんですけど、使っているのが舞台用のパンチの切れ端だから、それを細かく養生テープで繋いでいるだけです。
着替える時に靴がヒールだと、どれだけ気を付けても音がでちゃうので、足音を軽減するために敷いています。
他のメンバーの着替え場にも敷いてあります。

それにしても、見れば見るほど悲壮感が伝わってくる写真ですね。山口さんの一番嫌いな時間は、開演前の15分だそうです。緊張が一気に押し寄せて来る時間。ゴールデンウィークは「いっそ殺してくれ」と13回くらい言っていました。

 

質問「本番前の過ごし方と、化粧の仕方を教えてください」

化粧の仕方は人それぞれなので、何が正解とは言えないんですけど、他の団体の本番と比例すると、キミジャグ勢はあんまり化粧の時間は長くないように思います。なぜなら本番前、あんまり時間ないから。

だいたい開演の30分前に一度舞台に集合するんですけど、その前の自由時間が1時間くらいしかない。
そのなかで、ご飯食べて化粧して衣裳に着替えて…となるので、本当に時間の使い方がひとそれぞれ。
10分でご飯を食べて、あとは本番に向けてコンディションを整える人もいるし、50分しっかり休憩して10分で化粧・着替えをすませる人もいる。

これは本番前の気合入れの写真ですけど、この段階でまだ着替えが終わってないメンバーもいます。
化粧は、この気合い入れのあとに仕上げをするメンバーが多い。
一番自分がリラックスできる時間の使い方が見つかるといいですね。

化粧に関しては、舞台化粧用の三善さんのフェースケーキは一個持っててもいいんじゃないかな。でも、あんまり小さい会場だとシャドウいれないと浮いちゃう可能性もあるので、舞台の大きさも関係してきます。
舞台用の化粧品とかデパコスとか、とにかく高い化粧品を使ってた時代もあるから言えるんですけど、結局KATEとViséeが落ちにくい。ドラッグストアでも気軽に買えるし、色が合わなかったら諦められる値段だし。
ちなみに、眼の下と横を赤くすれば勝手にヒロインの顔になりますよ、お試しあれ。

こちら、開演1時間前の写真。最近は化粧前マスクが流行ってます。「なんか食べて、着換えなきゃ…」と思っている顔ですね。
早や着換えがある時はつけまつげはしないとか、本番中ははけた時にパウダーだけはたくとか、みんな小さなマイルールがあります。

それから、どこをマイナスするか。プラスだけだと厚化粧で終わるので、自分の顔のチャームポイントをどこに持ってくるかが結構大事なんじゃないかなと思います。
目を目立たせたかったらアイラインだけ黒で、あとはブラウンにしちゃうとか、いっそ眉をつぶしちゃうとか。
なんとなく、グロスは塗らない方がいいんじゃないかなと思ってます。照明でテカって、出番前に天ぷら食べた?みたく見える時あるので。
写真でみると、マットメイクのほうがきれいに見える気がする。演劇学校時代の先輩が言うには、「やりすぎくらいでちょうどいい」らしいです。照明でぼやけるしね。自分のメイクがあってるのかは、オペさんに聞くのもいいかも。客観的に見てくれるから。最後に、やっすいのでいいからメイクキープのフィックススプレーしとけば大抵の芝居は大丈夫。

総合して、
・化粧は脚本と舞台の大きさによる。
・しないよりは、したほうがきれいに見える。
・勉強すればするほど上手になる。

あと、「男の役者はメイクなんて必要ない」って、この時代になっても言ってる人が結構多い。もちろん、したくなかったらしなくてもいい。でも、少しでもお化粧が気になっているなら恥ずかしがらずに一歩踏み出そう、教えてあげるから。ひきだしていこう、自分の良さ。

ちゃんとした回答になっているかは分かりませんが、お答えしてみました。
ポツポツ質問が届くと、「世界と繋がってる…」と感じます。メールを送ってくる人の中には、めちゃくちゃ水戸演劇界の知り合いもいるけど。直接聞いてよ(笑)
ご質問はzennmaiusagi@gmail.com(キミジャグ制作)まで。
それでは、また明日。