kimitojacuzzi Anniversary

水戸を中心に活動するキミトジャグジーの記念ブログ

衣裳記録⑯-娼館1-

厳格な教会は、夜は娼館に変わります。
全員で踊った、キャストもみんなお気に入りだったダンス。楽日は「もうこのダンスが踊れないなんて…」と絶望していたね。
そんなダンスで着用した衣裳のご紹介です。

娼婦たちはお客さんに買ってもらえた子と買ってもらえなかった子に分かれるんですが、まずは買ってもらえた子。

【娼婦(チルチル)/菊池 知香】

チルチル~!

ちかは普段着がボーイッシュなイメージがあったので、衣裳はぜったいフリルいっぱいつけたろ、と心に決めていました。
娼婦たちの衣裳は基本的にフライヤーの衣裳を切り刻んで作っています。
ふりふりのトップスとパンツ。写真はタイツに見えるけどニーソックスなので、踊るとちょっとだけ太ももの部分が見えてセクシー。
パンツはこのままだと裾が短すぎたので、一段レースを付け加えてあります。かわいいね~。

後ろ姿には、ダンス曲のタイトルでもある悪魔の羽根。ちょっと立体的なのがいい。脱いだ瞬間、みんなこの悪魔の羽根が見えるようにしました。チルチル~、後ろ姿もかわいいかよ~。小悪魔~。

全体的にレースとか切れ端とか細かい装飾を縫いつけました。これ縫ってる時、「白って200色あんねん」を肌で感じた。そしてこの作業は、やり始めると楽しくなっちゃって、止め時が分からない。
写真だと隠れちゃってるんですけど、修道女はみんなごついタトゥーをしてます。ちかだと、右肩にしてたのかな。

大学生の子に娼婦役をやらせるのはいささか抵抗あったんですが、チルチルを買っていったのはぐっさんとちーちゃんというご機嫌な2人なので、多分ずっと3人で遊んでると思う。健全。

 

【娼婦(クロエ)/山根 和珠】

クロエ~!なごっさん~!
こちらもふりふりだけど、ちょっと大人っぽいイメージにしました。なごちゃんはタイトスカート。
一回スカートの丈を切りすぎてつんつるてんにしちゃって、「ごめんごめん!」って言いながら、慌ててレースを継ぎ足すという…。
最初に「ミニスカート、履いてくれる?」って聞いたとき、「衣裳だったら履きますよ」と男前な返事をしてくれたなごみ。ほんとこの子は、なんでこんなに男前なんだろうね。

なごみ後ろ姿。デニール薄いソックスもかわいいね。
ソックスも伝線用に何種類か用意して渡しておいたけど、この子らも大事にはいてくれた。またキミジャグの靴下ストックがすごいことになってしまう。

なごちゃんのミニスカート、よーくみるとチルチルとお揃いのお花がついてます。娼婦の衣裳も木霊と同様、舞台に出るのは一瞬だったけど、作ってても着てても楽しい衣裳でした。

 

【娼婦(ステラ)/織笠 裕美】

謎の修道女、ふたたび。
ハナ→修道女→娼婦の早着換えだから、ウィッグの付け替え込みで「いっこでも手順を間違ったら終わる」状態だった。
でも、山口さんが脱ぎ散らかしたハナの衣裳をきれいに整えていてくれたり、修道女のファスナーをあげてくれたので本番はちゃんと間に合いました。
そしてこの3分後に、ハナ。だから、ダンス終わったらすぐハケたくて、たかひとに速攻さらっていってもらいました。元気すぎる。
スカートがかわいくできたので、これは素材にされないようラボの奥底に隠しておこうと思います。

さて、ここで、以前のリトルウェッジの娼婦の衣裳を見てみましょう。

タンクトップ、スカート、マラボー…??
タンクトップって…!この頃の私たちに技術or財力があれば、もっとかわいい衣裳が用意できたのに…!でも、これがこの頃の私たちの精一杯だった。自分たちが成長したことを喜ぼう。まぶ(青)と日比さん(ピンク)、元気かな。
たけプー(紫)も娼婦で出てるってことは、コーザと娼婦役、一緒にやってたってこと!?どういうこと!?昔の自分たちが分からない。

過去公演の写真を見ながらモヤモヤしつつ、明日も娼婦さんをご紹介いたします。お楽しみに!