kimitojacuzzi Anniversary

水戸を中心に活動するキミトジャグジーの記念ブログ

衣裳記録⑲-娼館4-

娼館シーンの衣裳のご紹介は今日で終わりでしょうか。
これだけ人が出てると紹介し忘れてないかすごく不安。

 

【客/鈴木 千慧】

ちーちゃん客。Wow!cool!
ちーちゃんも流行りのメッシュトップスを着用。これは通販で買ったんですけど、あまりの布の少なさに最初靴下だと思ってしまった。
ちょうど水戸黄門まつりの時期で、かわいいダンスグループの子たちがこういう衣裳を着ていたんですね。
それを見て、「あ、これちーに着せよう」と思いました。思った通り、すごく着こなしてる!!

後ろ姿もかわいい。羽根はタンクトップについてるのかな?
ちーの併役の写真をみるたびに「この人、エヴァもやったんだよな…」と思っています。
何度も言うけど、楽しい事好きの役者のフットワークの軽さをなめちゃいけない。初めてのキミジャグ、楽しんでやってくれていたみたいなので良かったです。

 

【ビッコ(呼び込み/大内 真智)】

娼館で呼び込みのバイトをするビッコ。白ジャケットをプラス。
演出上、ここのビッコはちょっとだけ「神様ビッコ」を見え隠れさせたかったので、眼つきとか動きをギラギラにしていただきました。
公演後「このシーンのまともさんが神がかっていた」と色んな人から感想をいただいたので、まともさんの凄さを感じると同時に「客席から観たかったな」とも思います。あとで映像で確認するけれど、普通にペンラとかうちわ持ち出してしまいそう。

演出が「ここ!」って決めたところに照準を合わせて演技の波を持って行けるのって、すごいことだと思うんですよ。やってみると分かるけど、他の役者さんのお芝居とか音響・照明の兼ね合いとかで、100%お客さんに自分だけを見てもらうのって難しい。
でも、ここのビッコは「僕を見ろ」を体現していて、もちろん振り付けをした駒ちゃんとか照明の力もあるけれど、それを全部味方にしていたのが凄かったなぁと。

背中にはビッコの十字架と羽根。あえての黒。

ジャケットはよく見ると、娼婦たちと同じように装飾されています。
人間が大好きなビッコなので、みんなとお揃いで作ったのかな。

初代ビッコも、このシーンはギラついていたので(物理的に)初演版リスペクトで作ったシーンでした。

 

【転換/安島 崇】

娼婦たちが脱ぎ散らかしたワンピースやヘッドドレスを回収してくれる人。おそらく、教会(エヴァ)が雇ったバイトという噂。
最初はクダン役の首藤くんがマントを着て回収する予定でしたが、僕らには頼りになる男、安島 崇がいました。

安島くんの黒マント。写真じゃわからないけど、ちょっと重みのある生地。

腰ひもの部分がロープに編まれていて、近くでみると手が込んでいるのが分かります。

転換のシーンって、開始してから50分くらいあとなんですけど、安島くんはずっとこのマントを着て袖に待機してくれていました。舞台上でなにかあってもいいように…。
しかも、みんなの着替えも手伝ってくれていた…。いい人…。

映像で確認していないので、本番安島くんがどんな演技をしていたか分からないんですけど、夫妻コラボがあったとか、照明に当たる位置を確認していたとか色んなタレコミを聞きます。
でも、安島くんならオールオッケー。なぜなら俺らと安島くんはズッ友だから。奴が大学生の時から知ってんだ、こっちは。

水戸プラザホテルさんとコラボした宿泊+謎解き+観劇という楽しい企画を10年程やっていたんですけど、安島くんはその企画と縁が深い。

最初に安島くんが登場したのは、2014年「座黒村神隠し殺人事件」で、新聞記者役だったかしら。

あれ?安島くん、人魚の肉食べてる?9年前の写真だけど、昨日撮ったって言われても信じるけど。

あー。この形の舞台。胃がきゅっとなる。

翌年、2015年「サイレント・ウィッチ殺人事件」は、金持ちの坊ちゃん役。安島くんは頭がいいので、会議の時はすぐ狩りだされる。プラザ企画の時は、毎年毎年夜中までファミレスでのトリック会議に付き合ってくれたなぁ。

2016年「カナリア双生児殺人事件」から、刑事・田中ルンバとしてレギュラーに。

警部補・真鍋さんのパートナー。お客さんからの人気が絶大で、安島くんが登場するだけで「ルンバー!」と拍手が。

なんでこんなのルンバの素材がたくさんあるのか(笑)
戻ろうか、そろそろ、あの場所に。ね、安島くん。

そんな安島くん、キミジャグの本公演にも出演してくれています。
まちなか情報交流センター最後の舞台、7年前の「光圀爆花」

悪役の手下、オロチ。本名、田吾作。この作品でも、安島くんは人気でしたね。

そうだ。オロチのために金髪にしてくれたんだった。

本公演の地獄を経験した奴は、最終日みんな踊るんだよ、なぜか。キミジャグ舞踏病って呼んでる。

併役・お祭り男。安島くんも併役頑張ってたな。頑張ってたというか、「君の中では、そっちが本役なの?」っていうくらい、舞台上で遊んでいた。やっぱ夫婦は似るのかもしれない。

リトルウェッジ村に華を添えてくれてありがとう。
今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。
リトルウェッジというより、安島くんの振り返りになってしまった。

明日からは、後半のシーンで出てきた衣裳をご紹介します。
衣裳、まだまだあるよ。嘘みたいだろ。