「リトルウェッジの魔女」衣裳記録も、終盤にきました。
このままでは9月が終わってしまう!いそがなきゃ。
【群衆】
ツギハギマント。最初の戦争のシーンの逃げ惑う人たちや、ハナの部屋の前の行列のシーンで着用。
クダン・ビッコ以外持っていたので、全部で10着ありました。
でも、人によっては1分しか着ないとかある。
シーンがかぶってなければ着回しでもよかったんだけど、下に着ている衣裳が見えないよう、身長に合わせて作ってあるし、ごっちゃになったら見分けがつかなくなってしまうので、人数分用意。
これは稽古場「風」のママさんからいただいた布で作りました。すごくしっとりしてていい生地だった!
袖と裾にグレーのツギハギ。写真を見て、このマントの下は誰なのかが分からずちょっと怖いです。
紐部分はアクセントが欲しかったので、3種の生地を編み込んで作ってあります。
デザイン画は、いつかブログでも紹介したこれ!
COMME des GARCONSを意識。衣裳を作る前に「クルエラ」を見ると、楽しく衣裳が縫えますよ。新発見。
前のリトルウェッジの行列のシーン。
マントと言えば黒一色だった時代。黒もかっこいいね。
【行列の男/みっきー】※血の表現があります!
魔女の部屋へ続く行列に並ぶ男。
初演版では【酒場の男】という役名で、PFの能村くん、キム兄が演じた役。
シャツと、モノクロの柄パンツ。パンツは縫った。シンプルだけどバランスのいい着こなしをしていますね。
シャツをインするか、出すか…。これはインして正解。おしりの形がきれいに見える。
背中には、痛々しい百叩きのあと。「盗みはカシの枝で百叩き」
悪いことをしたら痛めつける。魔女は火で炙る。それがリトルウェッジの世界。恐ろしいよ。
よくみると、ちゃんと棒で叩いたみたいな血痕になっています。小道具班が血染めをする日を狙って一緒にお願いしました。なのでこれは、実質首藤くんの作品。
よーくみると、色んな色が混ざってる。お上手!
こちら、以前の酒場の男。
初演版は酔っぱらっていたので、クダンにねちっこく絡む、ちょっといやらしいおじさんだったけど、今回はクダンと同世代くらいの若者にみえました。
年齢が設定されてない役は、演じるキャストさんによって見え方が変わりますね。そういうとこ、面白い。
行列のシーンはラストへの序章。ここから物語は大きく動き出します。ついに火炙り!祭服・その他をご紹介します。また明日!