kimitojacuzzi Anniversary

水戸を中心に活動するキミトジャグジーの記念ブログ

立ち稽古開始

舞台の構造の説明も終わったので、年末から立ち稽古が始まりました。
「虚舟」の舞台は常陸の国、ハラヤドリという村。
みんな同じ村の村人たち。立ち位置の距離とか言葉尻で【どんな構造の村なのか】を分かってもらわないといけない。
少し年上の役者さんがいれば「きっとこの人が長だろう」とか見た目で説明できるんですけど、今回の役はだいたい同じくらいの年齢設定なので、役者さんのお芝居で説得力を持たせていきたいと思っています。

演出部として三池さんの構想の段階から台本に顔を突っ込んでいるので、今までは文字で台本を読んでいるだけだったけど、立ち稽古って登場人物が3Dに立ち上がる瞬間なんですよね。
だから静かな感動があります。「ああ…、あの役が喋ってる…」みたいな。

今回のキーマンは誉人。
初読みで「誉人の役がずるい」と、めちゃくちゃカッコ悪いことを口走ってしまうほど。全員一致団結して「あいつにいいところを持っていかれない同盟」を組みたいと思います。「織笠さん!めちゃくちゃカッコ悪いこと言ってますよ!」って言われてるけど。

お正月休みの間、どんな風にみんなが台本を読んでお芝居に深みを持たせて来るのか、初稽古が楽しみです。

明日は仕事始めの人が多いと思いますので、お気を付けて!