kimitojacuzzi Anniversary

水戸を中心に活動するキミトジャグジーの記念ブログ

衣裳記録11 -天獄の外法-

本編の衣裳記録も本日で終わりです。
こうやってみると、衣裳の数自体はそんなになかったかも。リトルウェッジは衣裳記録だけで26日費やしましたからね。
本日は闇落ちした天獄さんに外法をかけられてしまったみんなの衣裳。衣裳というより、付け足されたもの。

こちらはパパである天源さんより授かりし、外法の数珠。小道具班の作品。色塗りが大変そうでした。
本番前は稽古で緩んだ紐をちゃんと替えてあげていて、きめ細やかな優しさを見ました。舞台上で数珠が散らばったらこわいもんね。なんか、絶対ほどけない紐の結び方があるんだって。昔めっちーから教わった気もするけど、まったく思い出せない。
小道具の振り返りは首藤くんがXでぼちぼちやるって呟いていたので、そっちを見た方が詳しい事が分かるかも。

【笛・外法ver./林信希】

両腕を粉砕されたピューさん。禍々しい包帯が巻かれています。
虚舟は白い衣裳を着ている人がいなかったので、この包帯は照明の色が映えて良かったです。
包帯は友ちゃん作。少ない説明でよくぞここまで…。演劇長くやってると「なんかこう、包帯なんだけど、垂れてて、見た目呪われているような…」って言っただけでそのシーンに合わせたものが作れるようになる。
天獄さんのお手製、呪いの数珠もつけていますね。
よくよく見ると…。

ウワーッ!コワッ!
呪いの数珠はもちろん小道具班の作品。小さな人形の胴体がくっついている。こういう時、首藤くんの闇が垣間見えるような気がする。
もしかして、かわいいくくり人形を作る乱道との対比とかだったのかな。

包帯は近くでみるとこんな感じ。敢えて端処理をせずボロボロに。汚しをかけても良かったね。
アームウォーマー状になっていて、すぐ装着できるようになっています。

【琴吹・外法ver./鈴木千慧】

天獄さんに外法をかけられた時に暴れたせいで顔半分の皮をはぎ取られたブッキー。ひでえことしやがる。
ラストシーンでは治っていたので、天獄さんが話を盛った可能性あり。
この写真は「我らが知ってるちーちゃん」って感じがしますね。外法の包帯をつけるとみんなテンションあがるの、なんでなんだろう。

アップでもチョケてる。歯が痛い人じゃん。

【琵羽・外法ver./井上友美】

琵羽ちゃんは足を折られたらしい。しかしこの笑顔。
友ちゃんがつけると外法の数珠もオシャレに見えるから不思議ですね。
この数珠は磁石でくっついていて、引っ張ると千切れたようになる加工がされています。稽古中、みんなの数珠が千切れて床に落ちた時、磁石同士が引き合ってひとつのでかい数珠になった瞬間があって、「新たな呪いが…」と震えました。

この包帯もすぐに装着できる加工がされています。
客席と楽屋の距離が近いから、キミジャグは風公演はマジックテープ(通称:バリバリ)が禁止。
いっぱいスナップボタン(通称:パッチン)縫ったなぁ。水戸市の100均で大き目のスナップボタンを買い占めたのは私たちです、すみません。

以上、「虚舟」本編で着用した衣裳のご紹介でした。抜けや思い出したことがあったら、舞台写真を交えた振り返りの時にご紹介できたらと思います。

明日は「虚舟」でひときわ目立っていた小道具をご紹介します。また見に来てね。