kimitojacuzzi Anniversary

水戸を中心に活動するキミトジャグジーの記念ブログ

衣裳記録6 -漁師たち-

本日はハラヤドリの漁師たちをご紹介します。
出番1分。そのなかでどれだけ遊べるか。誰が前に出るか戦争でしたね。
曲中に出てすぐに去る。そのための一着。ご覧ください。

【漁師A/疋田誉人】

嫁さんが難産で、願いを叶えるくくり人形を買いに来た漁師。深海のパレードで海の民やってるから、モリ使いの名手らしい。
彼の台詞で「赤ん坊が股からツルリよ!」っていう台詞が何故か稽古場で人気でした。
漁師の衣裳は一度完成した後、地味すぎたので腰回りをリテイク。「漁師は陽キャのイメージで…。大漁旗の感じで…」といったらこんな風になりました。お祭り感が出てていいね。
背中ががっつり空いているタンクトップ。フライヤーの中面でのぶりんが着たものをリメイク。毎回誉人の肉体美を期待していらっしゃるお客様向けの衣裳でした。

漁師も全員、草履や下駄を他の役と履き替えているんですよ。鼻緒の色も別布を巻いてチェンジ。もう一度いうけど、出番1分。
それまで舞台上にくくりと乱道2人しかいなかったのに、漁師が出てくると色味的にも一気に騒がしくなったのが良かったです。

【漁師B/鈴木千慧】

ちーちゃん漁師。漁師の着物はほとんどちーちゃんが担当してくれたんじゃなかったかな。縫い目のきれいさに「…機械?」と言ってしまった。手縫いだそうです。

腰回りの派手さ。ラボにあった兵児帯をかきあつめて作ったそう。兵児帯ってふわふわしてて、色もかわいいですよね。
兵児帯はキミジャグだと案外使い道がなくて、そのうち処分しなきゃなーと思っていたらここで大活躍してくれました。

【漁師C/林信希】

のぶりん漁師。ずっとべらんめえ口調で叫んでて、最後の最後まで舞台上に残っている漁師。
インナーはフライヤーで誉人が着てたやつかな。写真だと分かりにくいけれど、脇腹の部分が大胆にカットされたタンクトップ。
客演さんが最初にキミジャグに出演する時はちゃんとNG項目を聞くんですけど、(舞台上でお腹を出したくない、生足を出したくない、ラブシーンはNGなど)NGなしって申告しちゃうと布面積がどんどん狭くなっていきますね。みんなも気を付けよう。

よくこの下駄で踊ったな、のぶりん。みんなの帯についているカッケエ柄の布は七五三用の着物をバラしました。柄がよくて何かに使えると思って300円くらいで買ったちいこい着物でしたが、まさか漁師の腰布になるとは思わなかった。

【漁師D/山口里美】

ぐっさん漁師。ずっと小さな声で何か呟いているけど、結局何を言っているのか分からなかった漁師。
漁師は着物タイプと羽織タイプに分かれていたみたい。

漁師全員の着物についている〈漁〉の文字。これはフェルトでお手軽に。ペイントしちゃうと生地としても使えなくなってしまうから、最近は縫い付けることが多いです。

以上、ハラヤドリの漁師たちのお衣裳でした。
明日は遂に…、あの店に潜入したいと思います。また見てね。