kimitojacuzzi Anniversary

水戸を中心に活動するキミトジャグジーの記念ブログ

実験結果:舞台裏について

本日も劇怖の時の実験結果をご報告します。

ここ最近、稽古場「風」さんの公演だと魔の3回まわしの日がありまして、「深海のパレード」はそりゃキツかった。
キツいならやんなきゃいいって単純なものじゃなく、経費とか動員とか色々あって、3回まわしはどうしても外せない。会場が大きかったらまた違ってくるんですけどね。

でも、あの空間を作りこんで作品にして上演する意味っていうのが、ウチにはある。

今回出演してくれた役者さんたちはみんな「深海のパレード」を経験しているので、「ファンタジーじゃないし、ダンスと歌と特別企画がないから大丈夫っしょ」みたいに笑ってたんですよ。私も実際、そう思っていた。

見てください。劇怖の時の山口さんです。
客入れの時の写真だから、これから本番がはじまる顔。疲れ切っている。
ファンタジーも、ファンタジーじゃないものもやってみて分かったけれど、「結局2時間近い芝居を1日3回やると疲れる」ということが分かりました。よくよく考えたら当たり前なんですけど、一回やってみないとね。
幕間に撮影とかもあったし、なんだかんだずっと忙しかった。
でも、「深海のパレード」の時と違っているのは…。

これが深海のパレードの時の山口さん。「タコ部屋山口」と呼ばれている写真。
見て、椅子すらない。地べたに座り込んでいる。深海の時は椅子を持ち込むという気力さえ奪われていたもんな。やっぱりダンス・歌・特別企画がないと、ちょっとだけ精神に余裕を持てていたのかもしれない。
ゴミ箱のエナジードリンクもいつもより控えめだった気がする。これは単にのぶりんがいなかったからかも。

ここからは稽古場「風」さんで公演をする時にオススメなものの紹介。

これは私の化粧周りに置いてあるポット。みんなもポット持ち込んだ方がいい。
これがあるだけでいつでもあったかいお湯がのめるし、なんだったらカップスープも作れる。お客さんが来た時にお茶もだせる。
本番中お湯のみたい人間なので導入したのですが、「おゆくーだーさーい」ってみんなが言いに来るもの愛おしい。駄菓子屋のおばあちゃんになった気分。
最近はスティックのほうじ茶とか紅茶とか持っていってます。差し入れでドリップコーヒーを頂いたときもみんなで飲めた。オススメ。

あと黒フェルト。
いつもはリノリウムを敷いてお芝居するからそんなに気にしないけど、風さんの床をそのまま使用するとどうしても足音が気になる時があります。
鍛えられた役者さんだと体幹使って足音させずに歩くんだけど、乳酸がたまってくるとどうしても足音でがち。
それも、靴の裏に黒フェルトを両面テープで貼ればほぼほぼ解決。私もぐっさんも先輩から教わった方法でよく靴裏にフェルト貼るけど、あんまり浸透してないですよね、これ。床も傷つかないし、いいと思う。
私がこんなに足音を気にするのは演劇の先生に「君たちの足音にお客さんはチケット代を払うの?」と言われたトラウマがあるからです。気にしていこ、足音。

さて、ほぼほぼ劇怖は振り返ったかな??

お疲れみんな。お疲れオリー。自分役というのは、なかなかできる体験じゃなかった。
またおもしろ写真が見つかったらご報告します。
明日はすでに始まっている「虚舟」の稽古場の様子をご紹介したいと思います。また遊びにきてね。