稽古終盤。
音響さん・照明さんときっかけをひとつひとつ確認していくので、役者は出番のないシーンは待ち時間になります。
おや、山口さんの様子が…？
そりゃあ毎日毎日、仕事のあとは稽古、そのあとは遅くまで作業で疲れもでますよ。こういう時はそっとしておきます。爆発のSEで、すぐ起きてましたけど。
ちなみにいつもの山口さんの定位置。
なんか今日は舞台から遠いところにいるな、と思ったんだ。
山口さんとはもう人生の半分以上一緒に芝居やっているんですけど、この時期の山口さんの作業量が一番やばいんじゃないかと思います。
織笠が制作、首藤が小道具、駒野が映像、青木が音響で手一杯になったところ、止まっている作業を進めてくれるのが山口さん。店舗も回るしミシンもかける。ひとつひとつ作業を終わらせていく姿に、尊敬。
山口さんのすごいところはマンパワーの底上げだけじゃなくて、私が「やりたいこと」を諦めて「やれること」を選ばざるを得ない状況に立たされた時、いろいろ裏で動いてくれて、ちゃんと「やりたいこと」をやらせてくれるところ。本人に自覚ないかもしれないけど。私にとってスパダリです。プレゼントとかめちゃくちゃ欲しかったものくれるし。
辛いことも悲しいことも一緒に過ごして来た古参メンバーだからこそ、疲れてる時は休んで欲しいと思うのですが、「なんで起こさなかったんだ、テメー！」と怒られる時もあるので要注意。
あと、山口さんは本番が近いと、作業を睡眠時間で換算しだします。
「この作業、私の睡眠時間1時間と引き換えにやるわ」とか。とても分かりやすい。
山口さんの睡眠時間が削られまくるのもあとすこし。「深海のパレード」が終ったら、ゆっくり昼寝してほしいなと思います。
「毎日会ってるのによくそんなに喋る事あるね」と言われるほどおしゃべりが止まらないキミジャグの魂を込めまくって、めちゃくちゃ重い公演、まもなく！
