kimitojacuzzi Anniversary

水戸を中心に活動するキミトジャグジーの記念ブログ

鏡のはなし


稽古中。
おや…?たかひとの様子が…?

剣を扱う角度を鏡でチェック中。

ちゃんと自分を鏡で確認できる役者さんは強い。
鏡見ない人って本当に見ないから、自主的にこうやって鏡を見て練習してくれる役者さんがいると助かります。

鏡。
鏡って本当に大事。
むかーし、芸術館の演劇学校でもダンス練習とかですぐ鏡の前を陣取れる人は上手な人たちばっかりだった。
鏡を見れば自分のクセも分かるので、どんどん鏡を見よう。キミジャグは鏡でダンス練習する時「かぶってんだよ!」「そっちがズレてよ!」と場所を取り合います。ダンス上達の近道だからね、鏡は。

私も昔は台詞を言う時、手を腰にやるクセがあったんですが、その時の演出さんに「自分のクセを舞台上に持ち込むの?」と言われ泣きながら矯正しました。10年位前の演出家さんって、本当に怖かったんですよ。イスとか投げて来るし。
最近は役者のクセを前面に押し出すタイプの演出さんも多いけど、色んなお芝居をやりたいならクセは失くした方がいいかと思います。

それから、自分のクセを削ぎ落すと、不思議と人のクセが分かるようになります。ああ、足を踏みかえるクセがあるんだな、とか、台詞中右手をグーにするクセがあるな、とか。
そんな、指摘されるとちょっと恥ずかしいクセをすべて解決に導いてくれる鏡。もっと活用しよう。ぜったいクセは治るので。


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