kimitojacuzzi Anniversary

水戸を中心に活動するキミトジャグジーの記念ブログ

小屋入りまであと半月

小屋入りまであと半月ほど。
連日の稽古と作業で、疲れもたまってきましたね。

1日稽古の夜の、ウトウトのぶりん激写。

この時期、忙しくなるのがスタッフさん。

舞台監督は稽古と舞台図を見比べ、改善点などをあらいだす。
「なんかこう…暖簾が出るのよ、ここで」「暖簾!?聞いてないけど!?」という会話があったりする。
仕込みの人数も分かってくるので、小屋入りしてからのスケジュールなんかも決める。

照明ののえちんと音響の美都子さんも、きっかけが書かれたスタッフ台本にそって必要なものを集め、整理。
SEは何種類か集めておかないと、舞台に耐えうる音かどうか、実際に使用するスピーカーにのせるまで分からなかったりするらしい。そこからエフェクト作業。永遠…。
「虚舟」は特別企画を含めると録音した曲数も多く、歌の編集作業が大変みたい。

スタッフ陣はどこかでストップをかけないと、永遠にこだわり続ける人たちが集まっているので、「ラクできるところはラクしてね」と声をかけるようにしています。
劇怖のSEとか、本番直前までいじっていたので。
演出が明確に「これでフィックスです!」と言ってあげた方がいい。
美都子さんあたりは「これでフィックスです!」と言っても、次の日には「3個バージョン違いを作ってきたから聞いてみて」って言ってくるけど。職人気質なのよねぇ。

あんまりなことがない限り、キミジャグは本番直前(初日3日前くらい)で演出も演技も変えません。そこまで作り上げた道程を、ちゃんとやる。これに尽きる。

確かに本番直前で演出を変える演出さんはいるし、役者やスタッフさんのメンタルを犠牲にして作品が良くなるなら正解かもしれないけど、キミジャグにいたっては「舞台はチーム戦」ってずっと言ってるので、やりません。リスキーすぎるし、スタッフさんのメンタルを大事にしたい。

自分もスタッフ経験があるから分かるけど、キャスト以上に張り詰めてると思うよ、オペ室は。うちの芝居のきっかけが鬼ほどあるっていうのもあるけど。
「虚舟」の音響のきっかけ、ざっと数えてみたら320ヶあった。
照明にいたっては「神秘的」としか書いてない場所とかあるし…。ほんと、みんなよく怒らないよ。優しいみんなのために、今のうちに演出のゴールを導きだしておきたい。
そもそも本番直前になって目が覚めるような演出方法を思いつくなんて、今まで何をやっていたんだ。もっと早く思いつくべき。(自戒の念)

イベント会社さんだと直前打ち合わせ、当日リハもあるから、そのへん大変らしいね。やはり準備。最悪の事態に備えた準備はいつでもしておくべき…。

そんなわけで、小屋入り半月前。みんな毎日頑張っているというお話でした。
観に来てね!!!!

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